なかなか微妙な天気の土曜日ですが、
今週の火曜日1/21から上野の東京都美術館で開催の、
『ハマスホイとデンマーク絵画』に行って来ました。
寡聞にしてハマスホイと言う画家は知りませんが、
デンマーク絵画は、時々に目にした事があって、
その素朴さ、リアルさに興味を持っていたところでした。
週末なので、様々な作業をこなした後に、
会場となる東京都美術館に到着したのは10:30近く。
これが印象派の画家だとか、あるいは伊藤若冲だとかであれば、
メッチャ激込み!!!という所ですが、
予想通りと言うと失礼ですが、特に混雑する事はありませんでした。
一安心です。
って言うか、計算通りでもありますが。
ここからはいくつか興味深かった作品を。
まずは、コンスタンティーン・ハンスンの《果物籠を持つ少女》
女の子が、果物が入った籠を持っている姿を描いた作品なのですが、
少女の真っすぐな表情がリアルに描かれていて、
あたかも、目の前にいるかの様(言い過ぎ??)
なんか、他の西洋絵画では、こういう雰囲気の作品は、
あまり目にする事は無いので、興味深かったです。
ちなみに、この作品は、ハマスホイが自宅に飾っていた作品でもあります。
あとは、ヨハン・トマス・ロンビューの《シェラン島、ロズスコウの小作地》
これは、コペンハーゲンのその地域のデッサンを下に描いた作品なのだそうですが、
デッサンの時は描かれていなかった、牛や燕が描き込まれています。
しかも、燕の飛んでいるところは、地面ギリギリのところなので、
この後の天気は雨なのでしょうか?
クレスチャンモアイェ=ピーダスンの《花咲く桃の木、アルル》ですが、
これは、ゴッホの《花咲く桃の木(マウフェの思い出) 》と構図が似ているそうで、
もしかしたら、イーゼルを並べて書いたのではないか?とも言われているそうです。
あとは、ヴィゴ・ヨハンスンの《きよしこの夜》
デンマークでは、クリスマスツリーを囲んで踊る習慣があるそうなのですが、
これは、正にそのタイミングを描いたもの。
幸せそうです。正にヒュッゲです。
それ程混む事も無く、気持ちの良い良い作品を見ることが出来ました。
これは、会場最後にあった撮影スポット

名称 | ハマスホイとデンマーク絵画 https://artexhibition.jp/denmark2020/ |
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会期 | 2020年1月21日(火)~3月26日(木) |
会場 | 東京都美術館 |
当日観覧料 | 一般1600円、大学生・専門学校生1300円、高校生800円、65歳以上1000円、中学生以下無料 |
開室時間 | 9:30~17:30 ※金曜日、2月19日(水)、3月18日(水)は9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで |
休室日 | 月曜日、2月25日(火) ※ただし、2月24日(月・休)、3月23日(月)は開室 |
巡回展 | [山口展] 2020年4月7日(火)~6月7日(日) 山口県立美術館 |