2007年に竣工した霞が関コモンゲート
(別の名は、中央合同庁舎第7号館)にある文部科学省。
この赤レンガの建物は、旧文部省の庁舎で、
今の文部科学省は、その後ろの高層ビルになっています。
で、この旧文部省庁舎には、文部科学省情報ひろばがあって、
見学できます。
旧文部省庁舎入口にいる警備員に情報ひろばに行きたい旨を告げると
「エレベータで3階へ」と案内されます。
3階程度なので、歩いて行っても良いんですが、
法務省と同じく、勝手にいろんな所に行けないようにする
目的なんでしょうね。
そのエレベータは、1F<->3F間のみ運行です。
そしてその3階には、こんな表示。
金掛けてますねぇ。
今だったら、事業仕分けで切られそうです。
ここは法務資料室とは違い、写真撮影OK。
なので、内部で色々撮影しました。
見学順路に沿って最初に見学するのは、旧大臣室。
1933年(昭和33年)創建当時の姿を復元したそうで、
展示している机やソファーは、実際に歴代大臣達が
使用したものだそうです。
その隣には、文部科学省の前身の、各官庁の看板。
フラッシュ禁止なので、後で補正しました。
左の良く見えない看板は、文化庁の看板です。
その隣は、教育ゾーン。
こんな、昔の教室のジオラマ(?)がありました。
明治から今に至る教育に関連する映像が見れるそうです。
そして、その教育ゾーンには、給食のサンプルも。
これは、比較的昔の給食です。時代と献立は、下表。
明治22年 | 昭和20年代前半 | 昭和20年代後半 |
---|---|---|
おにぎりと塩ジャケ | 脱脂粉乳と味噌汁 | コッペパン・脱脂粉乳・鯨肉の竜田揚げなど |
昭和30年代前半 | 昭和50年代前半 | 昭和60年代前半 |
揚げパン・脱脂粉乳・月見フライなど | カレーライス・牛乳・バナナ・スープ | ビビンパ・牛乳・キムチ風漬物・スープ・ヨーグルトゼリー |
昭和20年代後半で、前半から一気に豪華になりますが、
鯨の竜田揚げなんて、国際問題になりますねぇ(苦笑)。
また、昭和30年代前半でも、脱脂粉乳全盛なんですね。
そしてこちらは、今の給食。
地域と、献立は下表の通り。
福井県鯖江市 | 北海道 |
---|---|
紫雲米と言う赤米入りのご飯・若狭ガレイ・福井梅・打ち豆なます(福井産)など | パン(道産小麦粉使用)・夕張メロン・パンプキンポタージュ(道産)・牛乳(道産)など |
どちらも、地産地消の献立です。
教育ゾーンの締めは、こちらのサイン。
メダリストや文化人など、様々な人の物です。並びは以下。
野依良治氏 | 野村萬斎氏 | 石川遼選手 | 浅田真央選手 |
小林誠選手 | 日野原重明氏 | よしもとばなな氏 | 紺野美沙子氏 |
(空き) | 山崎直子宇宙飛行士 | 高橋大輔選手 | 宮崎大輔選手 |
教育ゾーンの隣はスポーツゾーン。
こちらは、各ユニフォーム。
ちなみに左の柔道着は、谷参議院議員の物。
これは、2007年世界競泳の金銀銅メダルのレプリカ。
こちらは、東京オリンピックの金メダル。
そしてこちらは、長野オリンピックのメダル。
左から銀・金・銅と、表彰台と同じ並びです。
うーん、展示が、国立競技場にある、
秩父宮記念スポーツ博物館とダブって無いか?
あとは、科学ゾーン・文化ゾーンとありますが、
そちらでの写真は無しです。
撮るのはOKなんですが、撮ろうと思うものが無かった。
展示ゾーンですが、科学ゾーンまでは並びの部屋になっていて、
各部屋が繋がっているんですが、文化ゾーンだけは何故か別室。
しかも、「え?入って良いの?」と言う雰囲気の
ドアで遮られています。
ドアを開けて入ると、他のゾーンより空調が整っていたので、
そのある種の隔離は、空調のためだと思いますが、
行き難い雰囲気ではありました。
あと、この庁舎1Fにラウンジがあるので行ってみたんですが、
ちょっとイマイチ。空調の効きが悪いです(笑)。
イベントコーナーらしきスペースがあったので、
必要に応じて、イベントがあるんですかね?
あと、ここで、文部科学省の報道発表資料も
配布しているみたいでした。
全般を通して、法務資料室よりは、展示が充実していたかな。
まぁ、そこは、博物館等も所管している官庁ですからね、
負けていられないかもしれませんが。
-----
文部科学省情報ひろば http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/