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20160923 大人の社会科見学 vol.27@京都御所見学

土曜日(2016/09/24)に京都迎賓館見学が当選。
迎賓館見学は、土曜日の朝のスロットなので、
京都に前泊して行くことにして、
前日の金曜日(2016/09/23)は京都御所見学に参戦です。

いやぁ、台風16号がもたもたしていたんで、
一時はどうなるかと気にやんでいました。
金曜当日。東京は雨模様で、
静岡付近に来ると東京よりも雨が強かったので
一時はどうなるかと思いましたが、
京都は大丈夫でした。
降りそうな気配もありますけどね。
歩くと、ちょっと蒸します。

最寄駅から歩いて行きます。
京都御所は、京都御苑の中にあるので、
乾御門から、まずは京都御苑の中へ。


御苑の中を歩いていくと、こんな御所を囲む壁に遭遇。

第一種接近遭遇ですね(笑)
映画の『日本の一番長い日(2015)』の
皇居をイメージするシーンでの外壁が
これだった気がします。

皇后門

ここが、一番乾御門よりの御所の門ですが、
ここからは入れません。

でも、見渡す限り塀ばかり。
どんなに歩いても全然目的地には近づかない(泣)
どんだけ広いんだ。

受付の清所門はずっと先です。


やっと清所門に到着。

今日は平日だったからか、空いています。
受付で、フレンドリーな警官に荷物チェックを受けて
イザ、御所の構内へ。

参観コースが有るので、それに従って進んでいきます。

これは、宜秋門


この宜秋門の近くに、御車寄

昇殿を許された者が正式に参内する時の玄関だそうです。
中々立派ですね。
と言うことは、宜秋門から入ってくるのかな?
宜秋門も中々立派ですもんね。

御車寄の近くの諸大夫の間

正式な用向きで参内した時の控えの間だそうです。
ここの襖が、中々立派で、その人物の身分により、
使える部屋が違うそうです。
身分の高い順に「虎の間」


「鶴の間」


「桜の間」


となっています。
虎の間・鶴の間が使える人は、御車寄から参入するそうですが、
桜の間しか使えない人は、御車寄ではなく、
諸大夫の間の手前にある沓脱石から参入したそうです。
そういう事もあって、部屋が並んでいる順としては、
虎の間がより奥側で、桜の間がより手前側になっています。

一応、部屋も開いていたんですが、
ガラス越しだったので、肉眼でも見にくいし、写真も困難。
それでもなんとか撮ったのがこれらです。


ぎりぎり見えますかね?
虎の間は、上手く撮れませんでした。

そして、新御車寄へ。

この新御車寄は、大正4(1915)年、
大正天皇の即位礼が紫宸殿で行われる際に、
馬車による行幸の対応する玄関として新設。
天皇は、御所には南から出入りされるということから、
南を向いています。

これは、紫宸殿を囲む塀にあった月華門


実は、新御車寄の近くにあって、こんな位置関係


先に進むと、建礼門。

南面の正門です。

そして、その建礼門に相対しているのは承明門。


この承明門の奥に紫宸殿があります。


紫宸殿に寄ります。


もっと寄り


承明門の横から、南庭に入れます。
ここから見る紫宸殿は遮るもののないクリアビューですが、
遠景です。


高御座とかは、さすがに見せてくれないですね。
承明門脇に、展示パネルで説明がありました。
高御座


これは、高御座内部


高御座上部の大鳳と小鳳


そしてこちらは御帳台


建物の中に入らないので、建物の外観か、門の写真ばかりですね(笑)
ここから先も、それが続きます(苦笑)

紫宸殿を(遠くから)見た後は、建春門

ロープが張られていて、近くには行けなくなています。
遠くから撮りました。

これは、月華門に正対している日華門

奥に、月華門が見えています。

その日華門の横に、紫宸殿の屋根の檜皮葺き屋根の模型が展示されていました。

積層構造ですね。

これは、ポツンと建っていた春興殿

大正4(1915)年の大正天皇の即位礼に際し、
皇居から神鏡を一時的に奉安する為に
建てられたものだそうですが・・・、
ちょっと傷んでいないか?
昭和天皇の即位礼でも使用されたそうですが、
使われたのは、わずか二回?
内部は、外陣・内陣と神鏡を奉安する内内陣と言う、
構造になっているそうです。

紫宸殿は、裏手だと近づけるようです。


そこは、清涼殿の前になります。


そして、清涼殿の前にあった、こちらが漢竹

こちらが呉竹


清涼殿の前を出て、小御所方向へ。

これは、小御所前の欅橋

橋を通ることは出来ません。
だいぶ古いですからね、通ると崩れる危険性もあるのかも。

そしてこれが、小御所


ここも扉は開いていたんですが、中を見るにはやはり鏡越し。
襖の写真を撮ってみたんですが・・・




微妙な見た目ですね。

小御所の隣には御学問所


ちょっと寄ってみます。

部屋の中は見えませんでした。

そして、小御所と御学問所に挟まれた小さい庭が、蹴鞠の庭

時々ニュースで見るのは、ここでしょうか?

蹴鞠の庭から見た御池庭

右手に見える橋が、欅橋です。

更に奥に行きます。
これが、御常御殿です。

近すぎて、全景は撮れなかったです。残念。

これが、一番奥。
これより先には行けませんでした。

写真に写っているのは、御涼所だと思います。
この手前に立ち入り禁止の表示があります。

これは、御常御殿に向いている御内庭

御池庭よりもコンパクトです。

いよいよラストスパート(笑)

これは、御常御殿に連なっている剣璽の間(たぶん)


そして、剣璽の間の先にあった御三間です。


御三間の中の襖

これは、鏡越しでは無いですが、
建物の奥で、写真を撮りにくい角度でした。

これは、御三間の向かいの建物

御学問所でした。

これで、京都御所参観は終了。

広かったぁ。

残念ながら、京都御所は外観だけの見学で、
建物の中に入ることは出来ませんでしたが、
こう言う見学だったら、これまで制限していた意味がわからん。
大宮御所、仙洞御所もこう言う風に見学させればいいのに。

ちなみに客ですが、日本人も多いですが、外国人も多いです。
今日は、ドイツ人観光客が目立ちましたね。
(但し、アジア系は除く)

タクシー観光コースにも入っているようで、
タクシー観光の人もたくさんいました。

この後は、入ってきた清所門から出て終了。

少し、御苑の中を歩いてみます。

これは、宜秋門の外側になります。


御所の南西の角に位置する清水谷家の椋

清水谷という公家の屋敷のあった所にあるので、
こう呼ばれているそうです。

御所の塀に沿って歩きます。

これは、建礼門の外側

この奥に、紫宸殿が面しているんですね。

御苑のある一体は、かつては公家屋敷があったところだそうです。
もっとも、今現在は、全部雑木林と言うか、公園になっていて、
跡形もありません。

これは、凝華洞跡

江戸時代の後西天皇退位後の仙洞御所があったところだそうですが、
この通り、普通の雑木林。

ここは、九条邸の跡


ほとんど何も残っていませんが、
唯一残っていた旧九条家の遺構がこれ。


特別公開していたので、100円払って中に入ってみました。
一階

一階の奥にある茶室?

こちらは二階

二階掛けられていた掛け軸

これは、二階からの眺め

先程上記で、『九条邸の跡』と記した写真を撮ったのが、
この写真に写っている橋の上です。

痛みが激しいです。
このままだと、いづれ崩れます。
この写真では判りませんが、
屋根にビニールシートが掛かっていたりします。

直せないんですかね?

これで、初日の京都御所参観は完了です。

御所参観に際して、初めて京都御苑に行きましたが、
京都の様な大都市のど真ん中に、こんなところがあるとは。
結構良いところですね。
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