のじ丸は天然モノ

たまには自分の息子を自慢しよう。
親子キャンプには同じ地区からＮくんが参加していた。
彼は障害を持っている。
視覚障害と身体障害。
車椅子がなければ移動も生活もできない。
三年生の男の子。
でも、とても陽気でかわいい子なんだ。
のじ丸は今まで何度か彼と接したことはあったが、
こんなに長時間一緒にいたのは始めてだった。
のじ丸にとっては彼の様子がとても不思議だったようだ。

ずっと一緒にごはんも食べて、
キャンプファイヤーの時には一緒にダンスもした。
キャンプファイヤーの最後に、
手作りのゼリーが他の地区の方から配られた。
その時、のじ丸は２人分もらってきた・・・、
極々自然に。
私とＮくんの母は顔をあわせてじぃ～ん
誰に言われるでもなく、教わるでもなく、
自然に自分の意志でそういうことができる子に育っていた我が息子。
こりゃぁ～、感激でございます。
そして、イチイチ感激する必要がないくらい、
そういうことが自然にどこでも誰でもできる世の中だったらいいな。
そう思ったのであった・・・・。