嫁いだころ、不思議に思ったことがある。
夫の実家に滞在中は暇なので
いつも編み物を持って行って楽しんでいた。
すると
そんなに長い時間編んでいるわけでもないのに
夫の祖母や姑や・・・みんなが寄ってたかって
「やめらいわ（やめなさいね）。疲れるから。」と、止めに入るのだ。
疲れてませんよ、とその都度思うのだが
・・・あれはなんでだろう？？
もちろん、素直に取れば
嫁がそんなに手仕事に根詰めたら疲れるから
休みなさい、といういたわりなんだろうけど、
どうもそうとは思えなかった。
私は好きでやっているのに、どうして口を出すのか～
思えば、私の実家でそんな風に言われたことはないと思う。
それどころか、実母は私にも勝るほど
手仕事に熱中したら止まらない性質なのだ。
義母と冬同居して三年目。
気になるワードがあって、さっきも
作品が完成してやることがなくなった義母の傍で
私と実母が編み物に精を出していると
「なんだか二人が一生懸命やってるのに
私ばかりぼんやりしていて、悪い。」と言うのだ。
いやいや、悪くないですよ、少しゆっくりしてください。
挙句、私が昼食の用意で席を立ってしばらくすると
編み物を続ける実母に
「そろそろやめなさい。」とか言っていた！！（驚）
なんで強制してくるのか～
もし昨日までのように自分も編み物をしていたら
そんなこと言わないでしょうよ～～（汗）
（確かに、そろそろご飯時だから片付けて、という気持ちもわかる。
食卓に何か並び始めるまで編み物をやめない実母だから）
義母はもと教員。
職業病なんだと思う。
いつも言い方が「上から」なのだ。
夫曰く「民間だったら絶対、出禁くらうヤツ」
配慮が足りないと感じる言動が多い。
今も今とて
お昼を食べ終わり、そろそろ二人がお昼寝するかなーと思い
ソファに隠れた奥の机でPCをいじっていたら
「さて、寝ますか」と実母を誘っていた（笑）
（寝たかったら一人で寝てくれて全然かまわない）
「るかさんは・・」と私を探して立ち上がり、目が合うと
「疲れるから、少し休まい（休みなさい）。
私らばかりお昼寝して、なんだか悪い。」
といつものセリフ。
いやいや、そんなことないですよ。
強制しないでください。
自分は自分、人は人ですから。
私のことは気にしないで・・
と、多少嫌みかなと思ったけど
サラッと笑いながら返した。
私はそんなに疲れてないよ。
むしろ二人が寝たら編み物したいとスタンバってる(笑)
なんで人のことばかり気にするのか。
自分の意思はないの？
意思があったとして、他人を巻き込むな！
自分が休んでいる時に人が仕事をしているのが嫌だってのは
いたわりというよりも負けず嫌いにしか思えない。
自分の育った環境が正しいとは思わないけど
居心地いいのは否めない。
私が何をやっていても口出しして来ない実母は
付き合いやすい。
そして
ランチに作った和風パスタを
実母がお箸で食べていた気遣いも流石だと感心した。
私はフォークを使ったが、
もし私と二人なら、ぎこちなくフォークで食べただろう義母が
お箸で食べていた。
・・・私もお箸を使えばいいって？
そこは、あえてのこだわり。
自分は自分・人は人、と義母に示したい抵抗感と
日々まとわりつかれ真似されている感のストレスを
わずかに解消するであろう自由の選択。
（単にフォークの方が食べやすいだけ）
実母は、義母に付き合ってお昼寝中。
もう少しで完成の編み物をやりたいだろうに(笑)
さあ、編もう～っと。
物音に敏感に飛び起きて「私も」と言いそうだけれど～(笑)
おや！言ってるうちに、もう起きたぞ（汗）
早っ！
私の自由な時間よ～～～～
さようなら～～～～（悲）
