私も義母も、
口喧嘩をするほど気性が荒くはないが
編み物を教える時だけは、結構バトる(笑)
実母の編み物は
デザインを探すことから始まって
毛糸はありあわせのものが山ほどあるし
編み図も読める、作り目も出来るで
なんの世話もいらないが
義母は何が編みたいかすらわからない上
編みたいと思うデザインが見つかったとしても
ハードル高すぎて無理なものばかり。
結局私が提案して、良しとなったら
毛糸を買いにつれて行って
ある程度選んであげて、
コピーをして、作り目をして、
編み方を教えてゲージを取って、
一段目を編んであげて・・・・
ほとんど全部、私の手を借りなければならず(汗)
編み始めてからも、一目ずつ口で教えなければ
間違ってばかりで進まない。
私も悪いのだ。
つい、口調が雑になってしまうことがあり
耳の聞こえない義母が何度も聞き返すと
声も大きくなってしまう。
素直に教わればいいものを、
なんで上から??と思うことも多く
好意で教えているのだ。
別に私の仕事じゃない。
実母が来た初日、三人で編み物をして
「いやー、お前もよくやってるよ。
全部人任せだもの。
お前が編んでるようなもんだ。」と
こっそり言ってくれた。
私はかなり辛抱強いと思うけど
その辛抱強さが義母には伝わっていない。
普段は、しっかりしてるのだ。
編み物の時だけなぜか、さっき言ったことを忘れてしまう。
自分はボケてないと思っているから、
私が教えるのにこんなに苦労しているとは
まったく気づいていないらしい。
・・・昨日は、義母のあまりの言いぐさに心が折れて
暗いキッチンでひっそりと夕飯の用意をしていた。
スマホはリビングに置いてきてしまったし・・・
食器棚やレンジを磨いて過ごした。
一時間以上過ぎたころ、義母がやってきて
「まだ夕飯の支度に早いから。」と言ったが
あれは機嫌を取りに来たのか?
「今日はおでんなので、煮込んでます。」と答えたが
絶対に泣くもんか。
あくまで普通に、何も感じていないように。
夫が帰って来て、買い物に行こうというので
車の中でさっきの出来事を一部始終聞いてもらった。
ほんとは愚痴を言いたくないけど
彼がいなかったら、私はきっと壊れてしまうと思う。