誉められる、が必要な生き物です。

先月出演した「芸能発表会」の、録画を見た。

あーーーー！！

またしても・・・
アタシがヘタすぎるっ！

音程が全ッ然ダメ。
うわずってたり微妙だったり・・・
声もヘンだし。

この前、シルキーでみんなで見た時より
さらに落ち込んだわ。

全体の音を、「束」で聞けばね。
みんなのバランスもいいし、
途中からゆうゆやゆっちんにリードが移って
かなり助けられたな。



いわく付きの、「芸能発表会」。
去年まで、マイクが３本くらいしか使えなくて
ギターアンプをステージに持って行ったり
試行錯誤で出演してた、んだけど

今年は「マイク６本まで使えますよ！」と
優しい優しい事務所のお姉さんが言ってくれたので
初めて、調整を会場のＰＡさんにお任せしたところ
なんとなく、よく出来た。気がした。

ところが・・・・後で録画を見てみると、この有様だ（笑）。

去年は、アタシの声が大きかったらしく
後半はずっと２ｎｄなのに、出すぎていたと。
それでなくても、この頃「声が目立つ」と
いろんな人に言われ続けていたので
いつの間に自分の声は大きくなったのか？
昔は声量がなくてふにゃふにゃだったのにと
自分なりに道を探してはいたんだ。

１２月にあった、歌束と病院のコンサートでは
なんとなくよく歌えてたので
甘くみてた、かな。

今回は、遠慮しすぎてる気がして
やけに貧相だったと感じる。
特に、高い声が・・・

もっと堂々と歌ったほうがよかったなあ。
みんなはよく出来てたのになあ。


先週、シルキーのランチミーティングで
そんな感想を言ったところ
「自分に厳しいなあ！」と、言ってもらった。
とてもよかったよ、って。

うーーーーーん。。。

みんなにそう聴こえたんなら、よしとするか。

ゆっちんの職場のおじさんが
歌束を聴きにきてくれて
「あの赤とんぼの人は、すばらしいねぇ～」
と言ってたよ、と教えてくれたけど

ネタかと思って大笑いだよ。
（でも、うれしい）


本番後に、出来をどうこう言ったことって
ほとんどない気がする。
口を開いたとしても、みんな
自分のことを反省するだけだった。

でも、この日は
「ゆうゆの声はあの曲にすごく合ってるね」
「戻ってきてくれて、トライトーン曲が楽になった」
「低いところの、ちょっと太い感じがすてき」
「ゆっちんにリードが移ったら途端にグレード上がったよ」

・・・・と、お互いを誉めてるようで実は
普段なかなか言えない、素直な気持ちを
伝え合うことが出来た。

いいなあ！

本番後はみんな、
私のメールをじっと待ってる、らしいと知った昔。
そんなコト気にせずに、
今日はよかったね、あそこはダメだったねと
互いに言えばいいのに！と思ってびっくりしたっけ。
音楽なんて、正しいも正しくないもない。
その人に聴こえたまま、感じたままが全てなのにと。

いつの間にか、こういう対等な「仲間」になれたんだね。


私は特に、「誉められる、が必要な」生き物。
ダメなところがわかりすぎて
落ち込んでばかりいるから。
もっと自信を持てたら、先に行けるのかなあと
くよくよしてる。

自分はそう思っていなくても
人から誉められたら、素直にうれしい。
そしてまた、しばらく呼吸が出来る気がする。

長くやってると、それがあたり前になって
お互いを誉めることもしなくなるけど
たまには、いつも思ってることを
相手に伝えるのは大事だな。

私はお世辞は下手で嫌いだけど
良いと思ったことはすぐに言う。
単純に、自分や仲間を誉めたりうれしがったりしながら
楽しく歌っていたい。

身内、だからできること。

ここだけの話。