今となっては「・・・夢？」と思える、リアルすぎる怖い夜。

感覚がリアルすぎて・・・

その時は「絶対これは夢じゃない！」と、確信していた。



けど、今は
夢だったかも・・・と、思えてきた。



夕べ、布団の中で携帯をいじってから
寝よ、と電気を消したのは多分、一時過ぎ。

音楽を聴きながら、暗い部屋で目を閉じてたら
地震があった。
ドレッサーがカタカタカタ・・・と、いつも音を立てるので
「またか・・・」と思っていた。

そこから、どのくらいの時間が経ったのか。
（私の中では、ほどなくして、という感じ）


誰かが、部屋に入って来た？？という気配。
ドアの開く音は聞こえなかったな・・・。
でも、イヤホンしてたし・・・

その「気配」は、
ミシ、ミシ、と、音を立てはしなかったように感じたが

床がへこむような感覚、があって
布団の周りを歩いてるのだな、という気がしたので

次男が、私を起こさないように
そーっと入ってきて、何か探してるのかな、と思った。


でも・・・・
私の部屋に、彼が持ち出すようなものって何もない。

・・・・ホントに次男？
でなければ、誰が？？？？

すごく怖かったけど、チラッと目を開けると



もちろん、誰もいない。

起きて、辺りを見回す。


安心するというより、怖かった。
この世界にいないとされているモノ・・・？
だったりして！

目をつぶって寝ようとしたけれど
しばらくするとまた、歩き回る「気配」を感じる・・・。

絶対に夢じゃない。
だって、私、今、布団に起きたもん。


そのあと、（どのくらい後なのか、今はわからない）
体が重たく感じて、薄目を開けたら
いないはずの夫が私の上に！

「どうしたの？」と聞くと
「Ｋシマ（出張）だったから、帰ってきた」

（・・・うそ、今日はだって、Ｙ日市でしょ）

目をつぶりながら
隣の布団に寝てる彼の方に手を伸ばすと
確かに、あったかい腕があって
それは本当に、夢とは思えないリアルな感触で・・・

しばらくして、目を開けたら
彼はいなかった。

・・・絶対に、さっき触ってたでしょ！私。
いつもと同じ、立体感はホンモノだった。


夢じゃない、これって絶対。

怖い・・・怖い～～～

そう思いながら、無理矢理布団にもぐって寝た。



起きた時は、まだ現実に思えて
あれは何だったのかと
怯えながら考えた。

朝食の時、次男に

「聞きたいことがあるんだけど・・・
夕べ、地震あったよね」
「知らない」
「一時過ぎ、なんだけど。
もしかして、寝室に来なかったよね？？」
もちろん、行ってないという次男に
夕べの話をした。

「うわあ、怖ぇ」


あんなにリアルな感覚、は夢に思えない。
夢だったら普通、途中で景色が変わったり
展開があきらかに現実じゃない風になって行くけど
夕べの私は、いつもの眠れない夜のように
現実の自分そのものだったと思う。


夫に、メールをしたら、すぐに電話が来た。
元気そうな、明るい声だった。
Ｙ日市からの帰りで、名古屋駅にいた。

ほらね、Ｙ日市だったし。


よく、夜中に起きたら胸の上に
この世にないはずのモノ、が乗ってた、とかいう話を聞くけど
あれって、こういうリアルな夢、なんじゃないかなあと

今は思ってる。

夢、だけど、リアル。
ホントに怖かった。

これを書き始めた時は
「気配」は現実で、「夫が乗ってた」のは夢？と
思っていたはずなのに

書き終わる今、どっちも夢だった気がしてきた。


今夜も怖いけど、
今日は夫が帰ってくる日だからよかった♪

怖い夢を見た時、夕べみたいに
隣の夫を手探りで探して
「怖い夢、見た」と、寄り添って眠る。
彼がいれば、安心。

あー。
一人の夜は怖いなあ。

家、だからよかったけど
ホテルなんかだったら、絶対に
「出た！」ってあちこちで言いふらす（笑）