今日は雨になるとの予報なので
早めの時間に散歩に出た。
今の目標は一万歩。
最初の頃は７０００歩クリアするのでも大変だったのに
慣れとは素晴らしい。
１０年くらい前、腰と右足の痛みで
普通に生活することさえ困難になった。
何年間続いたろうか。
お婆さんのような歩き姿で
痛い痛いと言いながら暮らしていた。
当時は仕事もしていたが、
昼休みにはロッカー室で仰向けに休んで
何とか一日を終えていた。
４０代なのに、こんな姿に・・・
一生このまま過ごすのか？
先の見えない不安と、
付き合って生きて行くしかない、という決意と。
でも、今の私は元気。
どうして治ったのか・・・
鎮痛剤とブロック注射しか術がないらしい
病院にはとっとと見切りをつけて
少し良くなった気がする漢方薬にすがっていた。
そのころ、子宮筋腫で子宮を全摘。
それが影響したのかどうか。
それからも痛みは続いていたが
徐々に、数年を経て、いつの間にか良くなった。
痛みのない「瞬間」が嬉しい！と書いていたほど
苦しかった当時。
あの経験があったからこそ、
今の健康を幸せだと感じることができる。
術後、体力回復のために
利根川の堤防をゆっくりと歩きながら
隠居のようだと思った。
無理せず、のんびりと、生きているだけでしあわせ。
三人の子供を育て上げ、
私の役割は、終わったのかなあと。
それから仙台に引っ越してきて
３年くらい友人がいなかった。
あちこち出掛けてみたものの、出会いはどこにもなく
手仕事をして毎日を過ごした。
半ば、心を病みそうになっていた時期。
ある雨の日。
パッチワークの教室を見つけて駆け込んだ。
スタッフと話した数分間で、生き返ったのを覚えてる。
あの頃の私は、ひたすら毎日
手仕事と、散歩。ちょっぴり音楽。
人と会わない、話さない日々は
静かで、人恋しい。
今朝、歩きながら
３年前の自分がこんなだったと思い出した。
今はもう、いつでも会いに行ける友人たちと
ＬＩＮＥで繋がっていて、孤独じゃない。
手仕事と散歩がほとんどの、私の一日。
でも、先が見えないわけじゃない。
いつか、暮らしは戻ってくるはず。
時間のある今しか出来ないことをやろう。
こうして長文を書いたり、自分の服を縫ったり。
買いだめしてある毛糸を消費して何か作ろう。
平和な世の中に戻ったら、
それを着て出かけたい。
一つ、もやもやしていた仕事をお断りしてホッとした。
気になることは切り捨てる。
今はその時期じゃない、と思えるから
きっとそうなんだろう。
好きなことしかやらない、って決めたから。
それが許されることに感謝しつつ
私はゆるりと生きている。
大好きなブログと向き合う時間も出来て
「私の記録」は、老後の愉しみとなる。
病院の前を通ったら、滅多になく駐車場がガラガラ。
チャンスとばかり、一旦診察券を取りに戻って
義母の薬をもらってきた。
本来なら診察もあるのだけれど
こんな時だから、医師も快く受けてくれて
義母に電話したら、
「今どこ？さっきかけたのよ～
なんだかさみしくてね。」
薬をもらってきたことを告げると、安心していた。
「さみしくなったら電話するから。
るかさんもかけてね」
・・・はぁい。（苦笑）
私は電話が苦手。
おしゃべり、世間話。
女子っぽいことは、ほぼ苦手。
よくもまあ、そんなに話題があるものだと
いつも「女子」の中にいて思う。
・・・だけど、頑張って電話しましたよ。
送らなくていいって言われたけど、
今から郵便局へ行って薬を送ろう。
私が果たして保菌者なのかどうなのか～
わかったらいいのに！
今日にでも明日にでも、実家へ行くことができるし
人と会うにも、びくびくしなくて済む。
感染する、ことよりも
感染させる、が怖くて
身動きできないでいる。
