支店で、端末操作をした。
元来そそっかっしいワタクシ・・
間違わないように、ひとつひとつ確かめながら
「送信」キーを押した。
あまり忙しい店舗ではなさそうなので、ラッキー
以前勤めていた店は、小さいながら活気があった。
「Ｍ山ファミリー」と、支店長の名が付いて呼ばれていて
新規獲得
とばかりに全員外回りまでやらされた・・
同じ賃金で（時間外はもちろん出たけど）割に合わないな～と
他の支店の同期がうらやましかった。（仕事への熱意なし）
新人の頃、私はホントに仕事ができないヤツだった。
たくさん間違えたし、のんびりしてたし、
何より「片っ端から片付ける」能力に欠けていた。
同期で同じ店にいた二つ年上のＵさんは
まったく正反対に完璧な仕事ぶりだったので
いつも落ち込んでいた・・・
まあ、そのかわりキャラで勝負というか・・・
お茶汲み・コピーが頼みやすい親しみやすさでカバー
窓口に出てからは、笑顔で切り抜けていた。
今思うと、あの時鍛えられたことが私を育てたと
心底思う。
「新人の日々」の再来が脳裏をよぎり、
なかなか仕事に踏み出せなかったけれど
それなりの人生経験を積んだ今は、
新卒採用３ヶ月の自分と比べれば「使える」人になった気がする。
（当たり前・・・
）家事で培った「物事を段取る力」に加え、
ある程度仕組みがわかっているからこそ、
若い頃と同じ苦労はしなくて済むのだろうけど・・。
無駄な経験はない、って言うけど
まんざら嘘じゃないなと実感できた日。
