父が60歳で亡くなった後、
20数年一人で暮らした実母のところへ
弟ファミリーが同居して来た数年前。
まだ幼かった孫に
「家族は四人。
おばあちゃんは家族じゃない」と言われて
相当凹んでいた母。
私も胸が痛くて、泣きそうだった。
けれど、正直、
私にとっての「家族」って
長い間、夫と私、子供たちの5人だった気がする。
核家族で遠くにいたから、
祖父母が家族というイメージはなかった。
長男も娘も結婚した今はもちろん
嫁ちゃんや婿殿も私の大切な家族になった。
子供らが帰省して来る時は
バーベキューをして夜中まで飲んで…
なるべくなら「嫁」の顔じゃなく
気のおけないメンバーでワイワイ過ごしたい思いはあって
もちろん年末年始はここ数年
義母や実母も家に呼んで大家族で過ごしてはいるが
「水入らず」とは言えない気分、が本音。
…結局、楽しい飲み会ができるかどうかが
物差しなのか?笑
そんな時、長男から
「お盆休みが合わせられたので帰ろうかな」とラインがあって
もちろん大喜びしたけれど、
高齢の義母のこともあり
「PCRして来てほしいけど、大丈夫?」と
控えめに依頼(笑)。
まじかー、と返事が来て、それきりになった。
夫のように、会社のすぐ側で検査ができれば良いが
郊外に住んでいる長男たちには
なかなかのハードルらしいことが検索で分かった。
帰省を望む夫は
「返事来ないねー、どうすんのかなー、
なんなら検査しなくていいんじゃないか?」と
ソワソワ。
私はこういう場面でいつも
「あの子らに任せましょ!」と思うのだが
彼はじっとしていられない。
元々、月山に登りたいと言っていた長男夫妻。
一週間の天気は雨ばかり。
予報をスクショして送った。
もし彼らが来る、と言って来たら、、、
「15日に一緒に仙台に行く。」と言い始めた義母との
スケジュールはどうなるのか?
そもそも15日に夫と私は一旦帰り
19日に迎えに来ます、という予定だったのを
すっかり忘れて
急に「一緒に行く」はないでしょ。
私の心は悶々。
それでも
長男たちが来ることは言わずに
義母には「おばあちゃんのいいように」と
言ってあった。
そして、
「天気が悪いし、今回は見送る」と
長男から返事が来て
「一緒に行かずに19日に迎えに来てほしい」と義母が言い
結局は、何もかも、元の通りになった。
…残念だけど
きっとこれで良かったのだ。
「シルバーウィークの頃に行きます」と
お嫁ちゃん。
待ってるよー
またお庭バーベキューで楽しくやろうねー!