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「成人式」の記事で、長男が持っている花束。
成人式の前日の夕方、
ピンポ~ン
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そこに立っていたのは・・・
生命保険の担当さん。(生保レディ?)
この方、1~2年くらい前からウチの担当になったらしく
時々訪ねて下さるのだけど
・・・面倒くさいので(笑)
あまり熱烈歓迎という感じではなかった私。
仕事の手続きの話のほかに、毎回
それとなく「世間話」をしながら
我が家の家族の情報をゲットしていくのだけど
(・・・こんな風に書いたら悪いわね。)
娘と同学年の女の子のお母さんで、
超~綺麗。私と同い年(多分)で
JュディOングさん似の、昔の美人、て感じかしら~
初めてウチに来た時
「私、Mモエさんの大ファンで・・・似てらっしゃいますね
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なんていうものだから
「いやぁ~、そんな~・・・よく言われます(笑)」と
つい、距離がググッと縮まったりして・・・・
ウチの娘とも面識のあるお嬢さんが、
中学の時合唱部で(ここの中学、合唱が強いのよ)
私が歌をやってると口を滑らせたら
根掘り葉掘り聞いてきて・・・
「誘ったら来るかしら」と思いつつ、誘わず(遠いため)(笑)
上に、ウチの子より一つ上で
去年成人式を迎えた男の子がいて
なんとなく話も合う・・・・感じではあるんだけど
どうしても「生保さん」という目で見てしまうので
どちらかというと「苦手」な人でした。
けど、その話術には毎回感心し
こんなに「その気がない」人(=私)から
会話を引き出して、距離を縮めるなんて
すごい仕事が出来る人だ
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似たような接客業(ノルマ有り)の自分の、
その能力の無さと比較するに、心密かに尊敬してもいたのです。
そうそう、それで、
その生保さんが、もう薄暗いドアの外に立ってて
「明日が成人式ですよね。おめでとうございます」と
この花束をくれました。
思いがけないことに、私の目にはうっすら涙が・・・・。
「もう~、そんな気を使っていただいて~恐縮です~ぅ」
戸惑いながらも、ありがたく受け取り
「ここまで大きくされるのに、ご苦労もあったことでしょう・・・云々」
と、すぐに帰らないのが彼女のすごいところ。
(私だったらきっと、何を言っていいのやら
渡してすぐに帰って来ちゃうかも
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花束の他に、メッセージカードと
コーヒーを飲むのかな?ええと・・・ホット用の
小さい水筒みたいなコップ(スタバとかで出てくるヤツの、
もうちょっと立派なの)が紙袋に入ってて
多分、これが保険会社からのお祝いで
花束は自腹?と・・・・・・。
(それとも予算の範囲内で買ってもいいシステムかしら)
お客に、こんなことまでしていただいて
ウチの職場は、贈答品が貧粗なことで有名な上
「自腹禁止」の規則があって(法律も関連して)
絶対にこんなことしちゃいけないし、
仮にOKだとしても、私には出来ない
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もう・・・・
お花をいただく、ということだけで感動してしまいました。
お客さまを大切にする、って
モノをもらうのがうれしいわけじゃないけど
こういうことなのかしら~と
生保さんの、プロ意識を崇拝。
私なんか、パートだし~ぃ
ノルマ達成しなくても別にOKだし・・・
全然仕事のこと考えてないわ。
この人に比べたら・・・・・
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この業界の方がこれを読んで
どう思うかわからないけど
とにかく、
仕事というのはこういうものかと。
それから、花束は人の心をこうも動かすものかと。
そして、子供の成人式というものが、
かくも親に感動を与えるものかと
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親になるまで、知らなかったよ。
ウチの両親もこんな思いを
酒をくみ交わしながら、語りあったのだろうか。
これが、成人式前日の、
いわば感動の「エピソード・ゼロ」でした。