中1の時に一年間暮らした
芦屋の叔母のお屋敷。
いとこのミーナとの物語。
この本に書いてあることは
どれも自分の現実とはかけ離れたもので
しかし、誰も傷つけず
むしろ、夢を見させ
庶民がなかなか想像しにくい、
お金持ちの家庭のもろもろを
垣間見ることが出来て
読んでいる間中、私はずっと
プラスなオーラの気持ちでいられたけれど
やっぱりここんちの
とても素敵な紳士である叔父さんは
半分くらい家におらず
たぶん・・・愛人の家にいる。
そして
家族の誰も、
その部分には触れないのだった。
それでも、
叔父さんがとても素敵な人なので
私もなぜか憎む気にならず
浮気をしてるのがダメとか
そういうことよりも
人柄が良ければ、すべてOKなんだなぁと
仕事をして来た上で感じたこと、あるいは
人間関係で悩んだ時に
自分に強く言い聞かせたこと
そこにたどり着いた。
個人的に、
多分ミーナと朋子は私より少し上の世代で
「ミュンヘンへの道」に夢中になるシーン、
ジャコビニ彗星を観察に行くシーン、
面白く読めた。
ちなみに、私も森田淳悟選手には
かなりハマってた・・・。
中学の卒業文集に、彼の似顔絵を書いてるくらい(笑)。
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