仕事（？！）が来た！

もう何年前だろう？

地区の合唱祭で、少人数のアカペラをやってるのを見て
思わず、代表の人に電話をしちゃったことがある。

なんでかけたのか、今はもう覚えてないけど・・・

多分、あの頃は
始めたばかりのシルキーが、
どうやって活動していけばいいのか私なりに悩んだ時期で
「やりたいこと」が違うメンバーたちと時折の衝突があって
上に立つ孤独、みたいなものを抱いていたと思う。

ファミレスで食事をして、互いのことを話して
「同じ立場だから分かり合えること」を
聞いてもらえたのがうれしかった。


それから何度か共演したりして
ぼちぼちとお付き合いがあるものの

彼女の特徴として（笑）
時々、急にメールをよこす。

「アレンジの依頼」

最初は、彼女が教えてる施設の音楽クラブ用に
「簡単アレンジで、しかも平井堅風の」
大きな古時計、編曲してもらえる～？とのこと。

ああ、いいよいいよ。アレンジ大好き♪
シルキーでやったのがあるから、それを元に作るよと
喜んで引き受けて、引渡しがてらランチをおごってもらった。

またある時。
世界に一つだけの花、アカペラ譜ない？というので
これまたシルキーでやったのを単純に書き直すよと
請け負った。

その後、
ピアノを教えてる彼女の小学生の生徒さんが
弾きたい曲があるんだけど、楽譜がなくて・・・
楽譜にしてもらえない？

って、言われてもっ！！！（驚）

ピアノ譜か～～～～～～
ハードル高いな。
（何しろあたし、ピアノは小学生並にしか弾けないし）
聞かせてもらってから出来るかどうか言うよってことで
送られてきたＣＤ「トパーズ色のカクテル」？？？
完全コピーじゃないけど、小学生が弾くくらいになら
適当にやってみてもいいよ、と返事。
（以外とよく出来たりして・・笑）

次に。
彼女が振ってるコーラスで
「Top of the world」日本語版をやるんだけど、調を変えたい。
そういうのって、パソコンで出来るの～？とメール。

で、出来るけどさぁ～
一回楽譜を丸々全部打ち込んでしまってからなら、
ボタン一個であっと言う間に移調できるんだよね～
・・・仕事辞めたし、やってみてもいいよ。
と、承諾。


んで一昨日、またしてもメールが・・・・（笑）
「今晩は、お元気？
ちょっとお聞きしたいんですが、
ＣＤから楽譜作れるんですか？
楽譜ない曲がありまして・・・。」

来たよ来たよーーーー
気軽に言うなあ！（笑）

いろいろ聞いたら、
春のコンサートで、声楽で歌いたいんだって。
（てことは、今回はソロか？）
「伴奏はオケで入ってるけど、もちろんピアノでいいです」

ってさぁぁぁぁ～～～～！

オケをピアノ譜に！
そんなことがあたしに出来るのか？？？？（爆）

しかしまあ、いつものように
「適当でいい」って言うんだから、やってもいいかな。
聞かせてもらって決めていい？と返事をしたら
ＣＤ送ればいいのね？よろしくーーー♪・・・だって。

彼女のおかげで私も、
ずいぶんなチャレンジをして来た気がする・・・。
出来は保障しないよ、と断るものの
クレームもなく、また仕事が来るんだから
それはそれでいいのかな？（笑）

しかし、彼女、
音高でピアノを、音大で児童教育を、
留学して声楽を勉強し、
今も東京とかで友達とたまにコンサート開いてて
自宅でピアノを教えてて、
合唱団まで振ってるっていうのに
あたしみたいな素人に
次々とこんなこと頼んでくるなんて・・・と
毎度思うのよね。

・・・時々施設訪問などでご一緒すると
彼女の音楽が、よくも悪くも
気軽で飾らず、ある意味テキトーなのが
ホントにすごいと思う。
彼女に出会ってから、私の中で
「音大卒」のイメージ変わったもん～～～
（シルキーにも音大卒が一名いるけれど
そんな人に高卒のあたしが教えてるってのもどうよ？）

歌うのが好きで、何より教わるのが好きで、
教えるのも好き。
全部をやっちゃってる今って、最高にしあわせだなあ。

・・・さて、今日あたり届くかな？声楽曲のＣＤは。
ちょっと不安。