第四部 商品市場
序章
市場の原理を考察するには、理想的な市場を頭に描きながら組み立ててゆきます。
理想的な市場とは、資本主義生産が十分に発展した質の高い市場で、かつ情報が十分にいきわたり詐欺などの起こらない市場を前提にしています。
理想的市場が必要となるのは、現実の市場があまりにも人々の感情に支配されており、非常に危ういものだからです。市場の動きを理論的に説明するには、現実の市場から . . . 本文を読む
第三部、労働運動(資本と労働の闘争)
一つの企業に、一つの工場に多くの労働者を集める資本の行為は、また、労働者の団結と抵抗の起爆剤となります。労働者はお互いに学びあい、ともに抵抗します。労働者の学校である労働組合を結成し、団結して学習して資本に抵抗します。
このことが、資本の原理として起こるこの労働者の集結が、次の社会、社会主義社会を作る準備が始まることになるのです。
生産過程のところ . . . 本文を読む
第二部、生産(剰余価値の生産)
生産現場では、商品を生産することで、資本の目的である剰余価値を生産します。
しかし、生産現場では、商品を生産すだけではありません。生産現場で働く労働者の団結を生み出し、その闘いをも生み出すのです。
第一章、人間労働と価値増殖労働
資本主義的生産過程で生産される商品に使用価値と価値がありました。商品に使用価値と価値があるということは、その生産過程の労働がそ . . . 本文を読む
序、はじめに
1、哲学とは、研究者の礎である。
未知の領域を切り開くのが研究者です。
研究が成功すれば科学となります。
科学を創るのには未踏の地平を歩む羅針盤が必要になります。それが哲学です。
2、科学と哲学
社会を変革しようとする人には多くの苦難が待ち構えています。しかもそれが、今の社会を替えようとする時には資本家階級からの卑劣な攻撃にさらされます。
苦難に立ち向かう武器とな . . . 本文を読む