FXを始める時に悩むポイントはたくさんありますが、どの通貨ペアを選んだら良いか分からない人も多いと思います。
とりあえずドル円で始めた人も、「このままで良いのかな・・・」と悩むことがあるのではないでしょうか。
今日はFXの重要なポイント、通貨ペアについて考えてみようと思います。
通貨ペアって何?FXの基本をおさらい
FXをしている人が通貨ペアについて知らないということはないと思いますが、改めておさらいしておきましょう。
「通貨ペア」とは、FXで売買する2つの通貨のことをいいます。
FXで「買う」「売る」というのは、この通貨を支払ってこの通貨を「買う」、この通貨を「売って」この通貨を得るという意味です。
例えば米ドル円の場合、「USD/JPY」という通貨ペアとして表記されます。
左側に表記される通貨は「基軸通貨」、つまり売買の目的とされる通貨です。
右側に表記される通貨は「決済通貨」であり、売買のために支払う通貨です。
「USD/JPY」を「買う」というのは、日本円を支払って米ドルを購入するということ。
「USD/JPY」を「売る」というのは、米ドルを売って日本円を受け取るということです。
為替レートに出てくる数字は?
「USD/JPY」という通貨ペアには、為替レートが表示されています。
為替レートとして出てくる数字には、どんな意味があるのでしょうか。
これは「ひとつの基軸通貨をどれだけの決済通貨で交換できるか」を示しています。
例えば「USD/JPY」が135.5になっていた場合、「1ドル=135.5円」で交換できるという意味です。
FXで利用する通貨ペアは?
FX会社によって、取引できる通貨ペアが決まっています。
大体25~30種類から選べれば十分でしょう。
メジャーな通貨ペアは割とどこでも取り扱っていますし、なかにはほとんど取引する人のいないマイナーな通貨ペアを選べるところもあります。
ただし、初心者にはメジャーな通貨ペアが安心かも。
新興国の通貨も人気になることがありますが、変動リスクが大きくおすすめできません。
実際にトレードしやすい通貨ペアは、その人のトレードスタイルや知識量によって異なります。
「この通貨ペアでトレードすべし!」とは一概には言えないのが現実です(^_^;)
メジャー通貨とは?
世界的に取引量が多い通貨を、「メジャー通貨」といいます。
値動きが安定しており、情報収集のしやすさから初心者が取引するのにおすすめの通貨です。
例えば米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、豪ドル(AUD)、日本円(JPY)もメジャー通貨として知られています。
スプレッドも低いため、取引回数の多い短期トレードにも最適でしょう。
マイナー通貨とは?
取引量が多いメジャー通貨に対し、取引量が少なめの通貨を「マイナー通貨」といいます。
流動性が低いため、価格が大きく変動する可能性があります。
マイナー通貨の一つ、トルコリラ(TRY)は、一時的に人気が爆発したこともありました。
短期的な値上がりで爆益を手にした人がいた一方、決済が遅れて大損害になった人も・・・
マイナー通貨はチャンスも大きいですが、大失敗するリスクもはらんでいます。
安全にトレードするには高度な知識や綿密な戦略が必要なので、初心者向けではありません。
初心者はこの通貨ペアから始めよう!
トレードの場数を踏むことが最優先の初心者トレーダーは、まずメジャーな取引ペアから始めてみましょう。
こんな取引ペアがおすすめです。
・ユーロ/米ドル(EUR/USD)
・米ドル/日本円(USD/JPY)
・英ポンド/米ドル(GBP/USD)
世界的に取引高が多い米ドルは、価格が安定しているところがメリットです。
米ドル絡みの通貨ペアなら、とりあえずは安心できるかな?
また、日本円が絡んだ通貨ペアもおすすめです。
日本の経済に関係する情報は、他の国に比べて入手しやすいですよね。
ということで、私が一番信頼しているのは米ドル/日本円の通貨ペアです。
初めてFXをする人は、米ドル/日本円でトレードしてみると良いでしょう。
トレードの感覚が掴めてきて、経済情報についても理解できるようになったら他の通貨ペアも試してみてくださいね。