FXで一定以上の利益を出している人は、確定申告が必要です。
確定申告をするのが面倒くさい(-.-)というだけでなく、
税金も取られるので困りますよね・・・
せっかく稼いだお金を、どうして国に払わなくちゃいけないんだろ?
国の方は全然お金くれないのにね(笑)
海外FXをすれば日本の国税庁に税金を納めなくても良いの?
といえば、そうではありません(´;ω;`)
国内だろうが海外だろうが、FXにかかる税金は納める必要があります。
しかしなかには、「海外の会社を使っていればバレないのでは?」と考える人も・・・
これってどうなんでしょうか。
FXの税金って?海外FXの場合は?
FXで1年間の間に20万円以上の利益がでたら、基本的に確定申告が必要だと思ってください。
一般的なサラリーマンの場合、主婦や学生の場合、年金受給者の場合で細かくルールが異なりますが、
20万円に満たない利益なら気にしなくてもOKです。
ただし住民税は年間20万円以下でも申告しなければならないので、注意してくださいね。
海外FXの場合、国内とは税金の計算方法が違っています。
「累進課税」が適用され、FX以外の所得も合算して税率を出す必要があります。
詳しくは確定申告について説明している国税庁のサイトなどを調べてみましょう。
ここで抑えておきたいのは、国内と海外では計算方法が違うこと。
つまり、国内と海外両方でFXをしている人は、別々に利益を整理しなければならないのです。
海外FXはどうやって申告・納税するの?
日本に住んでいる人であれば、国内FXも海外FXも申告の仕方は変わりません。
また、納税方法も同じです。
世界中のどのFX会社を使うにしても、住んでいる国の税制に従いましょう。
もし脱税すれば、その国の法律で裁かれることになります。
よく税金が免除されている「タックスヘイブン」に口座を持っているお金持ちがいますが、
彼らが日本に住んでいて、FXで儲けていれば私たち一般人と同じように税金の支払いが必要です。
海外FXでもバレる時はバレる!その理由は?
「海外FX会社を利用していれば、日本の国税庁は調べようがない」
そう思っている人がいたら、大きな間違いです。
海外FX業者であっても、金融機関を経由していれば入出金履歴は残ります。
日本に住んでいる人が海外FX会社を利用する場合、国内と海外の間で国際送金が行われますし、
クレジットカードやオンラインウォレットを使う場合もあります。
また、最近は仮想通貨で入出金するアルーン(Aroon)のようなところも。
いずれにしても、「履歴が残らない」ということはありえません。
海外FXしかしていない人も、日本に住んでいる限り必ずどこかで「日本の金融機関」が関与しているのです。
ということは、どれだけ隠そうとしてもFXで何らかの利益を得ていると分かってしまうでしょう。
税務署の調査が入れば、利用している金融機関は情報を開示します。
あなたがどんなに質素な生活を送っても、口座に入っている多額の資金は見つかってしまうのです。
海外FXの利益は日本に報告されている
日本の金融機関を通さずに稼ごうと思っても、かなり難しいと思います。
しかし、なかにはどうにか工夫して海外だけで荒稼ぎしている人がいるかもしれません。
でもそれもいつかはバレます。
海外の金融機関は、日本の金融機関と口座情報などを交換し合っているのです。
これは「CRS(共通報告基準)」と呼ばれる制度で、脱税を防止するために生まれました。
預金がいくらあるか、FXを含む有価証券などの取引で発生した利益や配当の額、
年末時点の口座残高などを自動的に共有できるようになっています。
これは国同士の取り決めによって行われているので、
一般の人が隠すのは不可能だと思います。
CRSは日本を含む100か国以上の国と地域が参加しているため、世界中どのFX会社を使ってもバレてしまうでしょう。
さらに海外の金融機関経由で100万円以上の入出金があると、日本の金融機関は税務署に通知する義務があります。
送金者と受領者の氏名や口座番号、送金金額、目的などがすぐに分かるそうです。
税金は、隠したりごまかしたりするより
いっそ払ってしまった方がお得だと思います。
いつ国税庁から踏み込まれるかドキドキするよりも、
「ついに税金を支払うまでに成長したか!」と堂々としている方が気持ちが良いですよね。