この記事は4月3日午前2時台に書いたものです。(寝ろよ)
んで、この記事を書く直前も私は目を皿のようにして日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」4月1日付、2日付の日刊紙に目を通したところです。
それを経た上で、やはり掲載されていないことが分かりました。
何の記事?
トランスジェンダー当事者、支援者による団体「トランスジェンダージャパン」が主催し、今年の3月31日に開かれた「東京トランスマーチ2023」の記事です。
マーチの翌日である4月1日に、赤旗の紙面を読んで「載ってないじゃん」と私は驚きました。
なぜかというと、この東京トランスマーチ。
前回開催時には「しんぶん赤旗」の1面に掲載されていたからです。
そのネット記事はこちら。
当時の実際の紙面はこんな感じでした。
(2022年11月13日付「しんぶん赤旗」1面画像)
該当記事を拡大すると、こんな感じです。
(同上)
記事中には各政党の代表がメッセージを寄せ、共産党の志位和夫委員長(当時、現在は議長)も連帯を示していました。
前回それほど大きく取り上げ、トランスジェンダーの権利擁護・向上に熱心だった共産党の機関紙「しんぶん赤旗」がなぜ今回、いまだに東京トランスマーチの記事を掲載していないのか。
それは上記の記事の写真、横断幕を持っている右から2人目の人物によるところが大きいと考えます。
該当の人物は浅沼智也。
赤旗記事でも紹介されているように、東京トランスマーチの主催団体「トランスジェンダージャパン」の共同代表でした。
過去形の紹介なのは、浅沼は昨年、女性に対する性加害を行ったことが明るみに出て、共同代表の職を解かれたからです。
今年3月には、被害女性からの告発もあり、青森県警に逮捕されています。
一部ですが、地元紙のデーリー東北の記事がこちらで見られます。
この事件の影響で、日本共産党および「しんぶん赤旗」が今回の東京トランスマーチの記事掲載を見送った?であろうことは想像に難くありません。
またネットニュースを見る限りでは、政党機関紙の「しんぶん赤旗」のみならず、マスコミも同マーチの記事を掲載していないようです。
フェミニズム自主ゼミナール「ふぇみ・ゼミ」が性加害事件の一連の経過を説明していますが、はっきり言ってトランスジェンダージャパンは当時の幹部が性加害したということの重大さに、真摯に対応したものとは言えません。
その対応で「しんぶん赤旗」を含むメディアに見捨てられたんやろなあ…と私は感じています。
さて、トランスジェンダージャパンに寄り添ってきた一部の反差別・アライの皆さんの反応はどうでしょう。
もちろん当日、東京トランスマーチ2023に参加したことをX(旧twitter)で報告したアライはいました。
ただし他のアライがそれを積極的に拡散した様子は、私が見渡した限りは乏しいようです。
さすがにアライも「空気を読んだ」のかもしれませんが、一方でこんなアクションもマーチ開催前に行っています。
(@hikarisk1のX投稿から)
はい、純然たる性被害者への2次加害ですね。
個人的に深いため息をついたのは、この2次加害投稿を有力トランスアライ男性であるmoldさん(@lautrea)がリポストで拡散してしまったことですね。
moldさんといえば、相互フォローだった盟友WADAの性加害にダンマリを決め込んでいた人物。
浅沼の件では、ダンマリはおろか積極的に2次加害に加担してしまうとはねえ。
残念です。
moldさんは支持者を自称する日本共産党と「しんぶん赤旗」に倣って、トランスジェンダージャパンと縁を切ることを期待します。
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