きのう(4月17日付)の記事の続編です。
子どもを性加害からどう守るか、てテーマで立教大学名誉教授であり、包括的性教育推進の先頭を走る浅井春夫氏が日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応えました。
もう一度、記事の見づらい画像(汗)を表示しましょう。
(画像はいずれも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)
きのうの記事では下から2段目の「自分の体を守る行動を学ぶことは、包括的性教育の役目の一つ」と書かれている点に私は違和感を覚えたと書きました。
一晩明け、もう1回記事を読み直すと「これ、もっと問題あるんじゃね??」と感じるポイントを見つけました。
それは記事の最終盤にある「(日本版…筆者注)DBSを導入するのであれば、包括的性教育を並行して導入する必要があります」との部分です。
当初はここ読んで「包括的教育推進派筆頭の浅井先生なら、そういう結論に持っていきたいでしょうね」くらいの認識でした。
しかしこの発言は、もっと深刻にとらえた方が良いかな…と認識を改めています。
つまり「浅井先生、あなたまさか『国が包括的性教育を推進しないなら、日本版DBSの導入に待ったをかけるべきだ』とおっしゃりたいわけではないですよね?」。
こんな疑念が頭をもたげてきた次第です。
いや、浅井先生の主張には一定の説得力があります。
DBSと同時に包括的性教育を公教育必修にしたイギリスの例を紹介していますし。
しかし私は、国が包括的性教育を最初から導入しようとしまいと、日本版DBSは必ず実施する。
それを大前提とした議論をすべきではないかと考えています。
そう私が考えるのは、前段がありまして。
日付を失念してしまいましたが(後で調べて追加します)、3月の終わりか4月初めの「しんぶん赤旗」だったかなあ。
浅井先生のインタビューを載せた同じ2面で、日本版DBSの解説記事を読みました。
浅井インタビューと同じく、島田勇登記者の署名記事でした。
その記事では、DBSについて「プライバシーの観点から懸念がある」という趣旨の記述があったのです。
つまり日本共産党は赤旗記事を通じて、DBSの導入には「慎重になった方がええちゅうか、まだまだ議論が必要ちゃうかなあ…|д゚)チラツ」という姿勢を見せたといえます。
私は日本版DBSに関しては「導入に議論が必要という段階ではない。導入が大前提で、それを踏まえた議論が国会で必要だ」と考えています。
まさかとは思いますが浅井先生の主張は、そうした「子どもを性加害から守るために、一刻も早く日本版DBSを始めよう」という議論から一歩も二歩も後退したものではないか。
それを「しんぶん赤旗」に載せることで、共産党の国会論戦に負の影響が出はしまいか。
そうした危惧を抱いておるところです。
前回と併せて、私のブログ記事は多くの女性の方に読んでほしいと思います。
読まれた女性の方々から、日本共産党への忌憚(きたん)のないご意見を発信されることを期待しています。
何とぞ、よろしくお願いします。
今回の記事は、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記事について少し考えたことがテーマです。
赤旗日刊紙の4月13日付(土)の2面に、立教大学名誉教授(社会福祉学)の浅井春夫氏のインタビューが載りました。
インタビューのテーマは、日本版DBSに関連して子どもを性加害からどう守るかという問題です。
(画像上下とも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)
見づらい画像で大変申し訳ありません。(汗)
浅井氏と言えば教育の専門家として「包括的性教育」の推進の先頭に立ち、幾度となくその重要性を「しんぶん赤旗」紙上で訴えてきた人物です。
この記事でも「日本版DBSを導入するなら、包括的性教育を並行して導入すべし」という「まあ浅井先生ならそういう主張に落とし込むでしょうね」というインタビューを展開していました。
しかし一通り記事に目を通してみて、「これどうなんだろうね」と違和感を覚える箇所がありました。
記事の下から2段目で展開されているやりとりですが、浅井氏が「例えば、痴漢について…」と切り出したくだりですね。
浅井氏は「はてなタッチ」という概念を持ち出して、「子どもが自分の体を守るため」を大義名分として包括的性教育の重要性を強調しています。
いやあ、そのタッチは痴漢かどうかの判断を子ども一人に委ねさせるのって、はっきり言ってきつくないっすか?
それならタッチしてきた場合は、子どもにはむしろ全部痴漢扱いしてもらうのがスッキリしませんかね?
日本共産党支持者である私自身は、包括的性教育に賛同する立場を持っています。
ただ上記の点では、浅井氏の訴えに首をひねらざるを得ません。
今回、記事中に赤旗紙面の見づらい画像(汗)を載せたのは、幅広い層の女性(何しろ性犯罪者の98%は男性で、圧倒的多数の被害が女性なので…)にこの記事を読んでもらい、問題点を指摘してほしいと思い立ったからです。
私が気づかなかった個所で、問題点を挙げる女性もいることも十分考えられます。
浅井氏のインタビューで挙げられた意見は、私なりに共産党へ伝えていくつもりです。
女性や子どもを性加害から守る社会をつくるために、何とぞ多くの女性にこの記事を読んでほしいと願います。
…まあ「トランスヘイター」って、moldさんからみた私のことなんですがね(笑)。
今回の記事はX(@sledgekawasaki)で書いたことの転載に近いのですが、拙ブログでも改めまして。
昨年末に私、moldさん(@lautrea)に「謝罪文」を書くよう申し入れをしていました。
予想通り、4カ月たっても彼からの対応はなしのつぶてが続きましたが、もう回答を待つ必要がなくなりました。
私が昨年8月当時、「レスバ」の相手だったmoldさんのアカウントは後日凍結されたのですが、moldさんはミラーサイト?ミラーアカウント?てやつですかね。
凍結されたアカウントでの投稿と同一内容を保存するアカウント(@lautream)を有していたようです。
物持ちのよろしい、きちょうめんなmoldさんに感謝します(笑)。
そのアカウントをたどってみますと、昨年8月11日、彼が私に「あの時のおまえは間違っていなかった」と返信してきた投稿の直後、謝罪の言葉を発信していたことが明らかになりました。
該当する3本の投稿を紹介します。
(moldさんの2023年8月11日付の投稿)
(同上)
(同上)
ここまで読まれて、拙ブログの読者の皆さんは私に「おまえ、moldさんが謝罪したの覚えてなかったの?」との疑問を感じたかもしれません。
当時私は、リアタイでmoldさんと「レスバ」しながらスマホでポチポチ彼の投稿のスクショを取っていたのですが、後日、それらの画像をまるまる消失してしまいましてね(苦笑)。
クリーナーアプリの誤操作かなんかで。
だもんで当時のやりとりは記憶が頼りで、謝罪の部分は記憶から抜け落ちていた状態だったのです。
改めて現物であるmoldさんの当時の投稿に当たってみれば「あの時のおまえは間違っていなかった」→「おまえのあのときの意見は誤っていなかった」と内容の差異がありましたからね。
てわけで、私からmoldさんへの「謝罪文の申し入れ」は取り下げることとしました。
これもXで書いたことですが、moldさん。
朝日庵さん(@asahian222)のことを「トランスヘイター」だとデマをばらまいた件や、トランス当事者の森永弥沙さん(@Messe_Noir_)にトランスヘイトスピーチをした件も謝罪されてはいかがでしょう。
moldさんは「トランスヘイター」と信じて疑わない相手である私に謝罪をしたのですから、トランスヘイターではない朝日庵さん、当事者の森永さんに頭を下げないと話にならないと思います。
ご検討のほど、よろしくお願いします。
しかしあれですね。
一部の反差別・トランスアライの代表的な人物たるmoldさんが「トランスヘイター」(私)に謝罪した。
これはアライの皆様方にとっては捨ておくわけにいかない出来事では?
「解同(部落解放同盟)」の確認・糾弾会よろしく、アライがmoldさんを取り囲んでド詰めしないか心配になります。
ただまあ、その心配は皆無でしょうね(苦笑)。
何しろ彼が私に謝罪したのが昨年8月、ド詰めするならとっくにしているでしょう。
moldさんが現在までお仲間に糾弾されていないのは、ひとえに彼が男性様だからだと私は考えます。
一部の反差別・トランスアライというグループにおいて男性は優遇、優遇、また優遇されている立場なのです。
グループ内にて女性やトランス当事者は、一段も二段も低い扱いを受けている。
それが私の見立てです。
その詳細については、後の講釈といたしましょう。
この記事は4月3日午前2時台に書いたものです。(寝ろよ)
んで、この記事を書く直前も私は目を皿のようにして日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」4月1日付、2日付の日刊紙に目を通したところです。
それを経た上で、やはり掲載されていないことが分かりました。
何の記事?
トランスジェンダー当事者、支援者による団体「トランスジェンダージャパン」が主催し、今年の3月31日に開かれた「東京トランスマーチ2023」の記事です。
マーチの翌日である4月1日に、赤旗の紙面を読んで「載ってないじゃん」と私は驚きました。
なぜかというと、この東京トランスマーチ。
前回開催時には「しんぶん赤旗」の1面に掲載されていたからです。
そのネット記事はこちら。
当時の実際の紙面はこんな感じでした。
(2022年11月13日付「しんぶん赤旗」1面画像)
該当記事を拡大すると、こんな感じです。
(同上)
記事中には各政党の代表がメッセージを寄せ、共産党の志位和夫委員長(当時、現在は議長)も連帯を示していました。
前回それほど大きく取り上げ、トランスジェンダーの権利擁護・向上に熱心だった共産党の機関紙「しんぶん赤旗」がなぜ今回、いまだに東京トランスマーチの記事を掲載していないのか。
それは上記の記事の写真、横断幕を持っている右から2人目の人物によるところが大きいと考えます。
該当の人物は浅沼智也。
赤旗記事でも紹介されているように、東京トランスマーチの主催団体「トランスジェンダージャパン」の共同代表でした。
過去形の紹介なのは、浅沼は昨年、女性に対する性加害を行ったことが明るみに出て、共同代表の職を解かれたからです。
今年3月には、被害女性からの告発もあり、青森県警に逮捕されています。
一部ですが、地元紙のデーリー東北の記事がこちらで見られます。
この事件の影響で、日本共産党および「しんぶん赤旗」が今回の東京トランスマーチの記事掲載を見送った?であろうことは想像に難くありません。
またネットニュースを見る限りでは、政党機関紙の「しんぶん赤旗」のみならず、マスコミも同マーチの記事を掲載していないようです。
フェミニズム自主ゼミナール「ふぇみ・ゼミ」が性加害事件の一連の経過を説明していますが、はっきり言ってトランスジェンダージャパンは当時の幹部が性加害したということの重大さに、真摯に対応したものとは言えません。
その対応で「しんぶん赤旗」を含むメディアに見捨てられたんやろなあ…と私は感じています。
さて、トランスジェンダージャパンに寄り添ってきた一部の反差別・アライの皆さんの反応はどうでしょう。
もちろん当日、東京トランスマーチ2023に参加したことをX(旧twitter)で報告したアライはいました。
ただし他のアライがそれを積極的に拡散した様子は、私が見渡した限りは乏しいようです。
さすがにアライも「空気を読んだ」のかもしれませんが、一方でこんなアクションもマーチ開催前に行っています。
(@hikarisk1のX投稿から)
はい、純然たる性被害者への2次加害ですね。
個人的に深いため息をついたのは、この2次加害投稿を有力トランスアライ男性であるmoldさん(@lautrea)がリポストで拡散してしまったことですね。
moldさんといえば、相互フォローだった盟友WADAの性加害にダンマリを決め込んでいた人物。
浅沼の件では、ダンマリはおろか積極的に2次加害に加担してしまうとはねえ。
残念です。
moldさんは支持者を自称する日本共産党と「しんぶん赤旗」に倣って、トランスジェンダージャパンと縁を切ることを期待します。