どうも、ごぶさたです。
いやね、連日連夜パリ五輪をごらんになっている方が多いと思います。
このほど女子ボクシングの出場選手の性別を巡る問題が盛んに報じられていますが、どうもこの件であの人がヒートアップしてしまい、X(旧twitter)の投稿でついに一線を越えなすったようなんですわ。
あの人とは、拙ブログでおなじみのmold(@lautrea)です。
(mold @lautrea 8月3日付のX投稿から)
※この記事中にある田母神俊雄氏に関する記述をすべて削除します。彼の2014年の東京都知事選での街頭演説についての記述で、私の推敲(すいこう)不足により不正確な部分があったと考える個所があったからです。すみません。
「心が歪んでいる」
人格攻撃かあ、やっちゃったね。
私もmoldも支持している日本共産党の議員や候補者は、演説の中でよく「歪み」という言葉を用います。
「政治の歪みを正します」てやつね。
「政治」の言葉に付くのは国政だったり、地方政治だったり。
裏金だの軍拡増税だの日米軍事同盟だの、共産党は政治のありとあらゆる問題に腹を立てていますが(笑)、その批判の仕方にはルールがあります。
当然のことですが個人攻撃、人格攻撃をしないことです。
彼らは岸田首相をはじめとする自公政権を厳しく批判することはあっても、彼ら政権閣僚や議員を名指しして「彼らは心が歪んでいる!」などと演説することはありません。
そんなことをすれば、あっという間に聴衆、ひいては圧倒的多数の党支持者、機関紙の「しんぶん赤旗」日刊紙・日曜版読者を早々に失うことは火を見るより明らかだからです。
ただし、moldは違います。
既に多くの実名・匿名アカウントを「トランスヘイター」だと一方的に認定し、侮辱する行為を行ってきたからです。
その行為には複数パターンがあります。
直接自身のX投稿で特定のアカウントを「こいつはトランスヘイター」と名指しすることもあれば、他のアカウントが「トランスヘイターの○○」と名指しした投稿におそらく賛同の意味でリポスト(拡散)することもあります。
そこら辺を勘案すると、moldってありとあらゆる層のアカウントを「トランスヘイター」認定しているんですよね。
名前をひととおり挙げましょう。五十音順(笑)。敬称略。()はアカウント名。
朝日庵(@acahian222)…東京都杉並区在住の女性。日本共産党員ではないが、同党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版の配達に協力している。moldは「朝ж庵さんまでトランスヘイターになるとはね」などと吐き捨てるような文体で誹謗中傷し、「トランスヘイター」ではない彼女を「トランスヘイター」であるかのようなデマをばらまいた。
女たちのデータベース広場(@females_db_park)…岡山県で発生した「ハチミツへの精子混入性加害事件」の真相追及で名を馳せる。ただしmoldはこの話題のたびに「女たちのデータベース広場は悪質なトランスヘイター」とわめき立て、事実上事件の加害者(徳田蓮)をかばうそぶりを見せた。
郡司真子(@Koiramako)…元長崎ローカルの民放記者でジャーナリスト。moldは以前にも彼女の投稿をスクショし「ヤバいやつが来た」などと人格攻撃する投稿を行っている。
こむぎ(@tempalayer)…朝日庵さんと同じく杉並区在住、元日本共産党員。moldは特にこむぎさんを憎んでいる。詳細は不明だが、こむぎさんが筑駒(筑波大学附属駒場中学校・高等学校)の在校生がイベントで女装した件を批判したところ、moldがことさらむきになって彼女を責め立てていた。
滝本太郎(@takitaro2)…オウム真理教とのたたかいで名を馳せた弁護士。郡司真子氏も参加する「女性スペースを守る会」のメンバー。
夜啼き鳥(@00_carbuncle_00)…元風俗嬢のライター。自身の経験を生かした投稿はまさにフェミニズムにのっとったもので私も読んでいて引き込まれるが、moldは彼女を「トランスヘイター」とこともなげに一蹴(いっしゅう)する。夜啼き鳥氏も彼に嫌悪感を示す投稿をしたことがある。
力を入れて探せばもっといそうですが、取り急ぎ以上になります。
…おっと、もう一人忘れていましたわ。
それは私です。
マサトヰシグロシャムロック。
たぶん、moldが「トランスヘイター」と最も多い回数でなじった相手が私になるのではと確信しています。
ざっと数十回単位ですかね。
つまりmoldは、私を「心が歪んでいる」「妄想に頭が支配」されている、トランスジェンダーを「エイリアンだと思っている」らしい。
ふざけるなよ。
私は時間をかけてでも、多くの人と連帯しながら、こいつの人格攻撃で受けた苦しみを晴らさせてもらうからね。
(8月5日、記事の一部を削除し修正・加筆)
元陸上選手でタレント・コメンテーターの爲末大氏が、Xでこのような投稿をしていました。
(為末大氏 @daijapan 5月18日付X投稿)
これにわれらが(笑)moldさん @lautrea が、リポストの形で反応しました。
moldさんがリポストした投稿は、爲末氏を返す刀で一刀両断しています。この投稿自体には、私も強く賛同します。
しかしねえ。moldさん、あなた肉声ともいうべき自身のX投稿でつい先日、こうおっしゃっていたではありませんかいね。
(moldさん @lautrea 5月12日付X投稿)
moldさん、為末氏の投稿の1週間足らず前に「年の差婚」を大絶賛しておりましたわけです。しかもこの投稿は、文脈からピンと来た方も少なくないとは思いますが、moldさんはこともあろうに新宿の痛ましいストーカー殺人事件を念頭に置いてかような発信をしたわけですね。
今回の事件について、加害男性への同情的な意見がネット上でも散見されましたが、既に捜査関係者の取材で、被害女性と加害男性の間に交際の事実はなかったことが産経新聞5月10日付の報道で明かされています。
上記にあるmoldさんのX投稿は12日付、産経報道の2日後です。つまりmoldさんは、そもそも「年の差婚」「年の差恋愛」とは一切関係のない新宿ストーカー殺人事件に首を突っ込んで「年の差婚をした人への侮辱だ!!」と演説をぶったわけですな。
moldさんは、年の差婚に関連してこうも書いちょりますね。
(moldさん5月12日付X投稿)
新宿の事件に関して、主に女性のXアカウントから「50代のおっさんと20代女性の恋愛・結婚ありえねーし!」という論が展開されていたのを見かけました。moldさんがそうした投稿群を読んだのかは分かりませんが、上記の投稿で「反論」を試みたのではと思います。
しかしmoldさんが、反論の材料に極楽とんぼ・山本圭壱を使っているのには失笑しました。
(moldさん @lauream 2018年9月2日付、19年7月22日付X投稿)
山本はかつて未成年の女性に性加害を起こし、長らく芸能界を追放されていた人物です。moldさんもその経歴を踏まえ、山本には過去に厳しい批評を行っていました。それは当然の言動です。
そんなmoldさんが、口酸っぱく批判してきた山本を引き合いに出してまで、50代男性と20代女性の年の差恋愛・年の差婚の正当化を図ってきました。その行動には「なりふり構わぬ」という表現が似合う気がします。
moldさん…。
あんたそんなに年の差婚がしたいんすか?
私は個人的に、ハッキリ言って年の差恋愛・年の差婚はおすすめしません。ぶっちゃけますと、私の両親が年の差夫婦です。
年齢差は11歳。それでも子どもの身としては、嫌なものがありましたよ。父親は、私が小学校入学したころには五十路を迎えたので、私はよくからかわれたものです。
そんな経験を持つ私からすれば、50代男性と20代女性との交際に積極的な意義を見出そうとするmoldさんの態度は、常軌を逸しているとしか思えないものがありますね。二人の間に子どもが生まれたら、その子が成人する頃には父親は後期高齢者間近です。
だもんで、今回の新宿の事件の加害者みたく50代男性が20代女性にお熱のケースを見かけたら「このおっさん、介護目的で結婚したいんやろなあ…」と思うことにしています。よく考えてみろよ、親子の年の差だぜ? 若い女性のその後の人生を介護で棒に振らせるなよ??
そう私は固く考えます。だもんで、moldさんはええかっこしいをせずに、爲末氏と仲良く暮らしてください(笑)。
きのう(4月17日付)の記事の続編です。
子どもを性加害からどう守るか、てテーマで立教大学名誉教授であり、包括的性教育推進の先頭を走る浅井春夫氏が日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応えました。
もう一度、記事の見づらい画像(汗)を表示しましょう。
(画像はいずれも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)
きのうの記事では下から2段目の「自分の体を守る行動を学ぶことは、包括的性教育の役目の一つ」と書かれている点に私は違和感を覚えたと書きました。
一晩明け、もう1回記事を読み直すと「これ、もっと問題あるんじゃね??」と感じるポイントを見つけました。
それは記事の最終盤にある「(日本版…筆者注)DBSを導入するのであれば、包括的性教育を並行して導入する必要があります」との部分です。
当初はここ読んで「包括的教育推進派筆頭の浅井先生なら、そういう結論に持っていきたいでしょうね」くらいの認識でした。
しかしこの発言は、もっと深刻にとらえた方が良いかな…と認識を改めています。
つまり「浅井先生、あなたまさか『国が包括的性教育を推進しないなら、日本版DBSの導入に待ったをかけるべきだ』とおっしゃりたいわけではないですよね?」。
こんな疑念が頭をもたげてきた次第です。
いや、浅井先生の主張には一定の説得力があります。
DBSと同時に包括的性教育を公教育必修にしたイギリスの例を紹介していますし。
しかし私は、国が包括的性教育を最初から導入しようとしまいと、日本版DBSは必ず実施する。
それを大前提とした議論をすべきではないかと考えています。
そう私が考えるのは、前段がありまして。
日付を失念してしまいましたが(後で調べて追加します)、3月の終わりか4月初めの「しんぶん赤旗」だったかなあ。
浅井先生のインタビューを載せた同じ2面で、日本版DBSの解説記事を読みました。
浅井インタビューと同じく、島田勇登記者の署名記事でした。
その記事では、DBSについて「プライバシーの観点から懸念がある」という趣旨の記述があったのです。
つまり日本共産党は赤旗記事を通じて、DBSの導入には「慎重になった方がええちゅうか、まだまだ議論が必要ちゃうかなあ…|д゚)チラツ」という姿勢を見せたといえます。
私は日本版DBSに関しては「導入に議論が必要という段階ではない。導入が大前提で、それを踏まえた議論が国会で必要だ」と考えています。
まさかとは思いますが浅井先生の主張は、そうした「子どもを性加害から守るために、一刻も早く日本版DBSを始めよう」という議論から一歩も二歩も後退したものではないか。
それを「しんぶん赤旗」に載せることで、共産党の国会論戦に負の影響が出はしまいか。
そうした危惧を抱いておるところです。
前回と併せて、私のブログ記事は多くの女性の方に読んでほしいと思います。
読まれた女性の方々から、日本共産党への忌憚(きたん)のないご意見を発信されることを期待しています。
何とぞ、よろしくお願いします。
今回の記事は、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記事について少し考えたことがテーマです。
赤旗日刊紙の4月13日付(土)の2面に、立教大学名誉教授(社会福祉学)の浅井春夫氏のインタビューが載りました。
インタビューのテーマは、日本版DBSに関連して子どもを性加害からどう守るかという問題です。
(画像上下とも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)
見づらい画像で大変申し訳ありません。(汗)
浅井氏と言えば教育の専門家として「包括的性教育」の推進の先頭に立ち、幾度となくその重要性を「しんぶん赤旗」紙上で訴えてきた人物です。
この記事でも「日本版DBSを導入するなら、包括的性教育を並行して導入すべし」という「まあ浅井先生ならそういう主張に落とし込むでしょうね」というインタビューを展開していました。
しかし一通り記事に目を通してみて、「これどうなんだろうね」と違和感を覚える箇所がありました。
記事の下から2段目で展開されているやりとりですが、浅井氏が「例えば、痴漢について…」と切り出したくだりですね。
浅井氏は「はてなタッチ」という概念を持ち出して、「子どもが自分の体を守るため」を大義名分として包括的性教育の重要性を強調しています。
いやあ、そのタッチは痴漢かどうかの判断を子ども一人に委ねさせるのって、はっきり言ってきつくないっすか?
それならタッチしてきた場合は、子どもにはむしろ全部痴漢扱いしてもらうのがスッキリしませんかね?
日本共産党支持者である私自身は、包括的性教育に賛同する立場を持っています。
ただ上記の点では、浅井氏の訴えに首をひねらざるを得ません。
今回、記事中に赤旗紙面の見づらい画像(汗)を載せたのは、幅広い層の女性(何しろ性犯罪者の98%は男性で、圧倒的多数の被害が女性なので…)にこの記事を読んでもらい、問題点を指摘してほしいと思い立ったからです。
私が気づかなかった個所で、問題点を挙げる女性もいることも十分考えられます。
浅井氏のインタビューで挙げられた意見は、私なりに共産党へ伝えていくつもりです。
女性や子どもを性加害から守る社会をつくるために、何とぞ多くの女性にこの記事を読んでほしいと願います。