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意味上の主語がついた動名詞【第908回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

熱気球から熟練のスカイだダイバーが垂直落下しています。
「意味上の主語がついた動名詞」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 意味上の主語がついた動名詞

▷今日の例文

 英文▷ The video stops short of showing him pulling his parachute but he landed safely.

 訳例▷ 映像は、彼がパラシュートを引く様子を示す手前で止まっていますが、これが無事に着地しました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 動名詞は動詞に「-ing」がついて名詞のような役割をするものです。
 日本語にすると「〜すること」「〜したこと」という意味になります。
 
 例▷ I'm looking forward to meeting you.(あなたにお会いできることを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「meeting」の意味上の主語は、文の主語と同じ「I」です。
 ちなみに「意味上の主語」とは、不定詞や動名詞に着目した場合に、その動作を行っている、つまりその動作の主語になっている人や物のことです。

 そしてもし文の主語と動名詞の意味上の主語が異なる場合は、意味上の主語を動名詞の前に置きます。
 この場合、意味上の主語が普通の名詞の場合はそのままでOKですが、人称代名詞の場合は目的格または所有格を使います。
 
 例▷ I'm looking forward to Tom coming to my home.
            (私はトムが私の家に来るのを楽しみにしています。)

 この場合、動名詞「coming」の意味上の主語は「Tom」です。
 
 意味上の主語が人称代名詞の場合は、目的格または所有格を使います。

 例▷ I'm looking forward to him/his coming to my home.
            (私は彼が私の家に来るのを楽しみにしています。)

 人称代名詞の目的格は「me, you, him, her, it, us, them」、所有格は「my, your, his, her, its, our, their」です。

 ※一般的に所有格の方が正式と言われることがありますが、実際の会話においては目的格を使う場合が多いようです。

 「今日の例文」では「showing」と「pulling」という2つの動名詞が使われています。
 「showing」の意味上の主語は主節の主語である「The video」と同じですので、この場合は意味上の主語は挿入する必要がありません。
 
 一方、「pulling」の意味上の主語は落ちている「彼」ですので、「him」を「pulling」の前に挿入しています。
 「him pulling his parachute」で「彼がパラシュートを引くこと」という意味になります。

▷その他の単語

 short of A: A〈場所・物〉の手前で[に]、A〈事〉なしで(は)、Aがなかったら
 parachute: パラシュート
 land: 着陸する、着地する
 safely: 安全に

▷今日の例文は「The Sun」から
Skydiver Swings From Hot-Air Balloon




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