映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、アマゾンプライムでの視聴で完結のパージシリーズ。「パージ:エクスペリメント」です。
今回の作品は、映画版「パージ」シリーズの最後となります。先ずは、パージとは、何かを解説したいと思います。パージは、近未来のアメリカで発令された1年に一度12時間限定の殺人が合法となる「パージ法」です。
シリーズは、今回も含めて4作となり、2013年にイーサン・ホーク主演でスタート。1作目は、僕のブログでも紹介してます。内容としては、イーサン・ホーク演じるセキュリティー会社のセールスマンのジェームスが、セキュリティー万全の自宅に、ある黒人を匿ったことで殺人鬼たちの餌食になってしまうという内容です。
2作目は、低予算B級映画だった「パージ」が大ヒットで予算大幅増で続編決定。こちらは、翌年のパージ12時間を異なるシュチュエーションで描いてます。今回は、一軒家から街中が舞台に。こちらは、警察官レオが主人公で、復讐のためにパージに参加するのですが、襲われそうになる親子とカップルを救うはめになってしまいます。
3作目は、パージ・大統領令。こちらは、2作目の関連として警察官レオが再登場。パージに反対する女性議員の護衛役として大活躍。パージ版ボディーガードです。しかし、ボディーガードと違うのは、この女性議員も相当なタフネス。パージ支持派から送られた刺客を二人で次々と倒していく、爽快なアクションものです。
そして、今回のパージ:エクスペリメントは、パージ施行のために用意されたニューヨークの島が舞台。パージ法の実験として多額の報酬を得た人間たちの殺人ゲームが繰り返され、そこに、主人公の家族の愛の闘いが展開されます。
以上がパージ4作の簡単なあらすじですが、この作品、先ずは最新作のパージ:エクスペリエントから1、2.3と時系列で観ていくほうが面白いかもしれません。内容もスケールも次第に大きく、濃厚になってくると思います。と言うのも今回の最新作が、僕にとっては評価が低いので、サスペンスホラーとしては一作目が、サイコパス的作品としては2作目を、バイオレンスアクションとしては3作目でしょうか。作品を観てない人は、時系列で観たほうが満足いくと思います。
この作品、アメリカならあり得るリアリティーがあり、恐ろしくもあります。ただスプラッター度はさほどでもないので、スリルとアクションが好きな方は観て損はないと思います。