映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はいつもと違うリーアム・ニーソンに会える『ロスト・マネー 偽りの報酬」です。
今回の作品日本では公開されなかった作品ですが、監督がそれでも夜は明けるのスティーブ・マックイーンなんです。しかも、今までの作品とは異なるサスペンスアクション。さらにリーアム・ニーソンがすぐにはわかりませんが、今までとは違う役柄を演じてます。
内容は、リーアム演じる窃盗団のボス、ハリーとその仲間が、シカゴのギャング組織のリーダー、ジャマールが市議会議員に立候補するために選挙資金200万ドルを強奪、逃走中にSWATの集中砲火を浴びて死んでしまいます。窃盗団の妻たちは、誰も夫の素性を知らず、ジャマールからハリーの妻ヴェロニカを脅して借金返済を迫られます。ヴェロニカは、ハリーが残したメモから500万ドルの強奪計画を知り、妻たちを誘って、実行に移します。そこには、思いもしない秘密が待ち受けているというものです。
内容としては、窃盗団の妻たちが、それぞれの特技を生かして計画を実行していくのですが、ここらあたりは、オーシャンズに似てます。さらに、白人と黒人の政治的な争いも絡んでいて事態は二転三転していくところは、濃い内容です。
映像を観ていると、どこかアメリカドラマを観ているようで、やはりB級映画の枠を超えない娯楽映画といえます。ただし、スティーブ・マックイーンがこんな映画を作っちゃたところが、一番の驚きです。あと、役柄はリーアムらしくないけど、リーアムもいつもと同じ雰囲気がありました。