今日は、朝からアカデミー賞の話題で持ちきりでした。
中でも、主要4部門の内、監督、主演男優賞の主要3部門(主演女優賞は、ナタリー・ポートマン・ブラックスワン)も受賞した「英国王のスピーチ」の話題が一番でした。
昨日のレイトショーで、早速観に行きましたが、観客は10人ほどでした。
でも、内容は、とても良かった。
英国至上もっとも内気な国王ジョージ6世が、吃音症を克服するするために、言語聴覚士の男ローグと奔走する姿を描いてます。
主演男優賞に輝いたコリン・ファースの自然な演技が、リアリティを生み出してます。
父の死と兄の王位放棄により起こる弟ジョージ6世の王位継承。彼の吃音症は、国民にとって周知の事実。でも、国民の国王への期待は、大きい。
その重圧のなか、ローグとの二人三脚で、歴史的スピーチを完遂していく姿が、ユーモラスかつ感動的です。
歴史劇英国王のスピーチと現代劇ソーシャル・ネットワークのドラマ対決といわれたアカデミー賞ですが、作品のもつテンポの違いも浮き彫りとなりました。
英国王のスピーチが、曇り空の多いイギリスの天気のように、国王の晴れない悩みをじわりじわりと描き、雲間をゆっくりと開けながらクライマックスの第二次大戦への歴史的スピーチへの導いて行きます。
内気な国王への注がれる視線が、時間の経過と共にあふれ出す愛で満たされていくあ、温かい映画でした。
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