6月は、観たい映画が目白押しなんですが、今回は劇場での予告が衝撃的だった映画「MONSTERZ モンスターズ」を観賞。
この映画、韓国映画のリメイクで、ハリウッドでのリメイクも持ち上がっている中を日本が射止めた作品で、ホラー映画の巨匠、中田秀夫監督にブラッディマンデーシリーズで脚光を浴びた人気脚本家・渡辺雄介のコンビによりものです。
人を操る能力を持つ男演じる藤原と驚異的な再生能力を持つ男を演じる山田。二人のモンスターの壮絶な戦いが展開されます。藤原は、一種異様な役柄が演じることが多いのですが、その美貌からクールで悲哀に満ちた姿が板についています。山田は、作品によりカメレオンのように役柄を演じていますが、今回は平凡な青年の中にある優しさと怒りを演じ、デビュー当時の初々しさが漂っていました。
自らの能力により正体を隠しながら生活する男の孤独と瀕死の重傷を負っても死ぬことのない男の悲哀が二人の若手演技派俳優により見事に演じられています。
特殊能力を持つSF作品は、最近よく目にします。今回の二人のスペックは想像できる範疇にあるだけに、そのリアルが恐怖を増幅して惹きつけられました。
