『地球着陸を目前に控えて』
第2章 聖なるテキストに混ぜられた偽りをあぶり出して見せよう!
『聖書テキストの検証』エジプトの奇跡
アシュター・シェラン:聖書のテキストと私の説明の比較検討を行うにあたり、同好会会長にお願いしたい。この質疑応答が完全に理解可能かつ納得のいく内容になるよう、配慮いただきたいのだ。この重要なデモンストレーションと証拠文献を抜きにしては、誰も私の話を信じることはできないであろう。地球の宗教的狂信はあまりにも酷いからだ。
会長:了解しました。
アシュター・シェラン:ありがとう、友よ。惑星間の通信では、降霊術を用いるのが好ましい。そのほうが、霊媒者に我々の言葉を通訳してもらえるからだ。霊媒者は我々の思考や概念、描写のイメージをとらえ、それを脳内で自分の言語に翻訳するのだ。
このほか、ラジオや自動書記を用いることもできる。だが今や我々は諸君の言葉を学んだ。とりわけドイツ語と英語は習熟できた。こうすれば、我々は祖先よりも、諸君によりよく理解してもらえるであろう。我々の先祖は、主にテレパシー能力を持つ霊媒者(千里耳)に仲介を頼むしか手だてがなかったのであるから。聖書に登場する我々にも馴染みの深い霊媒者の一人が、モーセと呼ばれる人物だ。モーセは、諸君と我々の先祖を結ぶ接点であった。そして、我々の先祖は天使と連絡を取り合っていた。
モーセの時代、地球には酷い残虐行為や背徳的な行い、非道な奴隷制度がはびこっていた。弾圧された人々や虐待を受ける人々がいまわの際に発する助けを求める声は、スピリットの世界にまで届き、その訴えは受理された。そこで天使の世界は、「小さな聖人たち」(ユニバースの友という意味)と呼ばれる我々の祖先を招集し、地球人の世話をして、友愛を謳う宇宙の律法を伝播するよう命令した。この際「小さな聖人たち」は天使の世界から、地球人に与える律法を受け取ったのだった。
こうして宇宙船シャー号は地球に向けて出航し、エジプト上空に達すると、目に見えない状態で空中停止したのだった。それから、「小さな聖人たち」は最も優秀な預言者であったモーセとテレパシーでコンタクトをとったのだ。当時の地球人は、奇跡やセンセーショナルな出来事のみに反応していた。そこで、民衆も権力者も大人しくさせるために、祖先は数々の奇跡を起こして見せたのだった。まず「小さな聖人たち」は太陽光を全て吸収すると、エジプト全体を漆黒の闇に包んでしまった。当時の「小さな聖人たち」は、太陽光の威力や陽光の方向転換の方法などについて概に詳細な知識を得ていたので、そんな現象を引き起こすことができたのだ。
質問:ある科学者の主張によると、かつて地球は停止したことがあるとのことです。本当でしょうか?
回答:それはちがう。今まで地球が停止したことは一度もない。氷河期に揺れ動いたことがあるのみだ。
[聖書からの引用]
主はまたモーセに言われた、「天にむかってあなたの手をさし伸べ、エジプトの国に、くらやみをこさせなさい。そのくらやみは、さわれるほどである」モーセが天にむかって手をさし伸べたので、濃いくらやみは、エジプト全国に臨み3日に及んだ。3日の間、人々は互に見ることもできず、まただれもその所から立つ者もなかった。(出エジプト記10章21~23節)
質問:あなた方は古代エジプトと同じような現象を、再び引き起こすつもりですか?
回答:また世界大戦勃発の危機に陥れば、そうするであろう。戦争が起これば、世界中で多くの人々が命を失い、生存者は貧困にあえぐことになるからだ。我々は、長期間にわたって太陽光を遮ることもできるのだ。我々の宇宙艦隊を広域で展開すれば、地球全体つまり日光の当たっている箇所をも暗やみに包める。
質問:あなた方の祖先は、エジプトを襲った他の災害にも関与しているのですか?
回答:その件に関しては、記録が残っていない。だが、我々は水中から蛙や魚などを吸い上げ、再び戻してやるようなこともできる。磁力は様々な形で応用が利くのだ。
モーセが、ずば抜けた能力に恵まれた霊媒者であったことを忘れてはならない。彼は、スピリットの世界と常にコンタクト状態にあった。スピリットの世界から千里耳を通じて、なすべきことについてすべて指示を受けていたのだ。このように、スピリットの世界と我々「小さな聖人たち」が協力することは今日でもあるのだ。
我々の祖先は、あらゆる局面でイスラエルの人々を助けるように、と神から命令を受けていた。同様に、今日我々は、どのような状態下でも地球の全人類に手を貸すように、と命令されている。現在では、当時よりも遥かに優れたテクノロジーを駆使することができるようになったからだ。巨大宇宙船シャー号は、この空母に属する6機のスペースシップを伴い航行していた。
モーセに率いられ、エジプト人の追跡から逃れるイスラエルの人々が紅海の浜辺に辿り着いた時、「小さな聖人たち」は全艦を出動させた。全艦の指揮を執っていた空母は、黒い雲の柱のように見えていたはずだ。空母シャー号の左右には、それぞれ3機のスペースシップが遥か上空で展開し、反重力線(磁気放射線)を海に向かって斜めに照射するべく、全力を尽くしていた。
猛烈な磁気放射線と強力な空圧があいまって海を二つに割ると、干潮でもあるかのように、干上がった海底が現れた。つまり、海底の両側には水の壁がせり上がるように聳えたのだった。UFO目撃談でも既によく知られているように、このときのスペースシップも夜間には炎のように赤かった。はたから見れば、イスラエルの人々が、赤く燃える柱に導かれるように映っていたのである。
残念ながらエジプト人たちはこのような光景に腰を抜かすこともなく、追跡を続けたのである。そして、活動中のスペースシップが放つ磁気放射線が集中するポイントに足を踏み入れてしまったのだ。エジプト人たちは、現代でスペースシップを追跡しようとしたパイロットたちと同じ運命を辿った。要するに、飛行機ごとひっくり返り、恐ろしい渦に呑み込まれてしまうパイロットと同様の状況に追い込まれたのだ。しかも、イスラエルの人々が向こう岸にたどり着くやいなや飛行位置を変えたスペースシップのせいで、彼らの上に海が覆い被さってきたのだ。
「小さな聖人たち」すなわち我々の祖先は、このような形でエジプト人を殺してしまうつもりはなかったのだ。事実、これはエジプト人の自業自得であったのだから。
とはいえ、当時の記録によれば、我々の祖先は良心の呵責からたいそう思い悩み、精神的に苦しんだそうである。つまり、広島の上空で原爆を投下しなければならなかったパイロットたちと同じような、精神的苦痛を味わったのだ。
[聖書からの引用]
このとき、イスラエルの部隊の前に行く神の使は移って彼らのうしろに行った。雲の柱も彼らの前から移って彼らのうしろに立ち、エジプトびとの部隊とイスラエルびとの部隊の間にきたので、そこに雲とやみがあり夜もすがら、かれとこれと近づくことなく、夜がすぎた。モーセが手を海の上にさし伸べたので、主は夜もすがら強い東風をもって海を退かせ、海を陸地とされた。水は分かれた。イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった。(中略)暁の更に、主は火と雲の柱のうちからエジプトびとの軍勢を見おろして、エジプトびとの軍勢を乱し、その戦車の輪をきしらせて、進むのに重くされた・・・(以下省略))出エジプト記14章19~25節)
質問:聖書には、なぜほかのスペースシップについての言及がないのですか?
セタン・シェナー(アシュター・シェランの代弁者):6機のスペースシップは遥か上空を飛行していたのです。なぜなら、海面を広範囲にわたって照射しなければならなかったからです。照射線は若干拡散してしまうのです。
質問:聖書には、天罰として流行した伝染性の皮膚病の話が出てきます。これについて説明いただけますか?
回答:当時のスペースシップは、非常に危険で致命的ともなる放射線を大量に発していた。皮膚が化膿した者は、その放射線がもとで感染症にかかってしまったのだ。我々の祖先は、こうした放射線を吸収する防護マスクを発明している。
『聖書テキストの検証』ユニバースの律法
地球の人類は、邪悪で放埓な生活を送り、神の律法を蔑ろにしてきた。諸君の哲学者の何人かは、十戒とは当時の人間が考え出した共同生活を実現するためのものにすぎない、と主張している。こうした思想から、数多くの異端説が発生してしまい、結果として、地球は現在のような危機的状況に陥ってしまったのだ。今や、神の律法を信じる者は誰もいない。シナイ山でモーセが神より授かった十戒を信じる者はどこにもいないのだ。
我々の歴史的文献に則り、次のことを諸君に伝え納得してもらいたい。すなわち、十戒の偉大なる律法は、まさに本物であることを分かってもらいたいのだ。天使の命により我々の祖先がこの律法を地球にもたらし、モーセに託したからだ。
十戒授与のいきさつについては詳細な記録が残っており、さして重要ではない些細な点を除いては、諸君の聖書の記載と違わない。しかしながら、今まで諸君はこの出来事について理解することができないでいた。なぜなら、地球人というものはあらゆる真実を疑ってかかり、絶えず他に説明を付けようとするものだからだ。
霊媒者兼預言者であるモーセが、葦の海を渡った後に彼の民とともに砂漠を横断した際、イスラエルの人々はスペースシップにエスコートされたのだった。宇宙船は彼らの前を飛行し、進むべき道筋を示したのだ。船は、シナイ山に民を導いた。諸君が「セバイエー」という名で読んでいる平原で、隷属状態から解放された人々は宿営したのだ。
宇宙船シャー号は、高度2000メートルでジェベル・ムーサの山頂付近を旋回し、モーセと精神的コンタクトをとった。それは万全を期すためであった。強力な超能力を備えていたモーセが、神が定めし偉大なるユニバースの律法を、千里耳のみでスピリットの世界から受け取れたであろうことは間違いない。だが、モーセが冥界の者たちに邪魔される恐れもあった(事実、後々そういう事もあった)。そのうえ、イスラエルの人々は神を疑ってかかる民であり、モーセにあまり信頼を寄せることは無いであろうと思われたからだ。こうして、イスラエルの人々全員が、スペースシップの姿をはっきりと目撃した。そして、地球の全人類にとってかくも重要な出来事は、次のような展開を見せたのである。
モーセとイスラエルの人々には、着陸区域すなわち宇宙船の磁場への立ち入りが禁じられた。磁気放射線があまりにも強力なため、そこに近づく者は人間であろうとどんな生き物であろうと、瞬時のうちに命を落としかねないからであった。よって、そこから先は一歩も足を踏み入れてはならないポイントに境界線を引くよう、モーセは命じられたのだった。危険が去ったという天からの合図であるサイレンが鳴るまでは、何人たりとも境界線を越えてはならなかったのである。
ここまで巨大な船になると作動中は、石をも磁化してしまう。よって、宇宙船が地面に降り立つことはかなわなかったため、山頂の上空で浮遊状態を保つより他に手だてはなかった。船の磁力は最小限に抑えられていたが、モーセは体の一部に火傷してしまった。モーセが顔面と手に放射性の熱傷を負ったとき、ほかの人々には、彼が燐火で照らし出されたように見えたのだ。
日光の下では、モーセは痛みを覚えたので、治療のため彼には太陽光を吸収するマスクが与えられた。それ以降モーセは「小さな聖人たち」と活動する際に必ずそのマスクを着用するようになったのだ。モーセは、スペースシップへの乗船を許された。その当時、日中の宇宙船はジェベル・ムーサの山頂上空に浮かぶ雲の柱のように見えていた。そして夜になると、火の柱のように映る赤い光で輝き、山全体がその紅色の光に包まれていたのだった。
モーセは、スペースシップが神の住まいであるとみなした。外観が素晴らしかったからである。ここで彼は「友愛のユニバースの律法」を授けられた。それは、神聖なるユニバースのいたるところで有効な律法であり、地球以外の全惑星の住人が遵守する律法でもあるのだった。
この律法なしには、生命も育まれなければ進化も望めないのである。それは、宇宙の友愛について説いた偉大なる唯一無二の律法なのだ。つまり、天の律法だ。モーセは神の子からそのような律法を受け取った、最初の地球人となったのである。
[聖書からの引用]
主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照らし、昼も夜も進み行かせられた。(出エジプト記13章21節)
あなたは民のために、周囲に境を設けて言いなさい。「あなたがたは注意して、山に登らず、また、その境界に触れないようにしなさい。山に触れる者は必ず殺されるであろう。(中略)
ラッパが長く響いた時、彼らは山に登ることができる」と。(出エジプト記19章12~13節)
主はモーセに言われた、「あなたはイスラエルの人々にこう言いなさい、「あなたがたは、わたしが天からあなたがたと語るのを見た」(出エジプト記20章22節)
質問:モーセを通じて私たちの祖先へ与えられた十戒は、どこで得られたものなのですか?
セタン・シェナー:私たちはこの十戒を神の国から受け取りました。神の律法に則って生活が営まれていない惑星にはすべて、そこの住人である人類にこの律法を授けることになっていました。
質問:聖書には、十戒のほか、正しい生活を送るための律法が追加されています。こうした律法もあなた方によってもたらされたのですか?
セタン・シェナー:いいえ。モーセは我々の祖先と話をし、特に神の子とはじっくり話し合いをしました。その際、モーセは数多くの事柄について説明を受けたのです。こうした教えに基づき、彼はほかの律法も定めたのでした。また、当時の司祭たちは、自分たちの思惑に相反するような律法を疎んじて、その多くを改変してしまいました。
質問:「選ばれし民」という話をよく聞きます。本当にイスラエルの人々こそが、スピリットの世界より選ばれた民族だったのでしょうか? それとも、単なる偶然にすぎなかったのでしょうか?
アシュター・シェラン:「偶然」で神の律法が授けられることはない。イスラエルの人々は、エジプト人の残酷な支配下で虐待されていた。彼らは、最高の霊媒者であり本物の預言者であるモーセの力を借りることができる、という幸運に恵まれていた。だからこそ、我々の祖先は決定的な特別救済措置を施すことができ、律法を与えることもできたのだ。
以上を踏まえれば、イスラエルの人々は真の「選ばれし民」を自認することもできたであろう。だがその後、彼らは「選ばれし民」の名にふさわしくない振る舞いをしてしまった。
[聖書からの引用]
こうしてモーセは山に登ったが、雲は山をおおっていた。主の栄光がシナイ山の上にとどまり、雲は6日のあいだ、山をおおっていたが、7日目に主は雲の中からモーセを呼ばれた。主の栄光は山の頂で、燃える火のようにイスラエルの人々の目に見えたが、モーセは雲の中にはいって、山に登った。そしてモーセは40日40夜、山にいた。(出エジプト記24章15~18節)
アシュター・シェラン:モーセはスペースシップに招かれた。彼は、司令官から教育を受けたのだ。そしてこの司令官は後に、地球で重要な任務を果たすことになるのだ。この神の子は、偉大なる律法についてモーセが理解できるように手を尽くしたのだった。そして、創造主でありユニバースのスピリットであるヤハウェ神(ありてある者)にふさわしい神殿を築くようモーセに言い渡した。なぜなら、当時のイスラエルの大半が、偶像崇拝者であったからだ。現在の地球人も偶像崇拝者であるので、地球は再び、偶像崇拝と無信仰に翻弄される羽目に陥っている。
質問:兄弟よ、モーセが十戒のほかに授かった本物の律法も、後に改変されてしまったのであろうか?
アシュター・シュラン:そういう事だ。それは他ならぬ、我々が今日でもなお厳守し神聖視している律法なのだ。
質問:それがどのような律法であったか教えてもらえますか?
アシュター・シェラン:もちろんだ。律法を諸君に教えるのはわれわれの任務でもある。とはいえ、このような律法を今日諸君に授けることは太古の時代よりも難しくなっている。なぜなら、現代の地球人はモーセの時代とは異なり、奇跡を信じようとはしないうえに奇跡に影響されることもない。太古の時代でも、すでに難しいことだったのだが、現代ではより困難だ。
今や地球人は暴力に対してしか反応を示さない。地球には新たにファラオが誕生し、その支配下にはまだ数多くの奴隷がいる。今回、我々はファラオの軍隊を海底に追いやるようなことはしない。あの出来事から3000年を経て、我々のテクノロジーは飛躍的に進化したので、今では、もっと別の方法があるのだ。当時我々の祖先が有していたテクノロジー力を踏まえれば、諸君にも分かるであろう。現代の我々は、一日のうちに地球の全人類を破滅させられるだけの能力を持っている、ということが。
だがそんなことをして何になる? そうすればユニバースのスピリットであるヤハウェ神に尽くせるとでもいうのか? 我々には神のために働く、という使命があるので、神の御心に反するようなことは決してしないのだ。
発行所 (株)ヒカルランド より転載
「十戒」が入った契約の箱アークが日本にあるそうですが、どこかに隠されているようです。戦後GHQが随分探したという話ですが・・・闇に渡ることはなかったのです。
折しも今、京都祇園祭が行われています。山鉾巡行は 契約の箱アークの象徴だと言いますが、大事なお祭りなのですね。必要な時に必要なものは出てくる・・・のだそうですので、いつの日か凄い便りを聞ける日が訪れるのかもしれない♪♪♪なんて・・・想像いたします。誤字がありましたらお許しください。
読んで頂きまして有難うございました。
五百416シャンバラ