心に対する効果…不安、うつ、怒りなどのネガティブな感情が和らぎ、気分が落ち着いたり活気が出てきます。
体に対する効果…不調をダイレクトに和らげます。肩こり、腰痛、頭痛などの痛みをはじめ、むくみや炎症を抑える作用も確かめられているようです。
さらに、がんや慢性疲労症候群、線維筋痛症といった“現代の難病”を抱える人のQOL(生活の質)を向上させる効果があることもわかってきたそうです。
研究成果は欧米を中心に続々報告されていて、ほとんどの研究データはセルフマッサージではなく、経験豊富なマッサージ・セラピストによるものです。これは、マッサージを通して人の手のぬくもりや思いやりを伝える“手当て”としての効果の検証を狙っているからです。実際、精神的な要因の影響が強い不調ほどマッサージを受けることによる効果が出やすいようだ。効くメカニズムも近年、明らかになりつつあるようです。