前回に引き続き、アイヌのことについてです。
本の中で、1969年の北海道教職員組合(北教組)の研究大会(合同教研)のレポート(日高)について出てきました。
かつては全国の教組で日本共産党支持の教職員らも唯一内包したことで100%近い高い組織率であり、北海道内の教育・政治活動に強い影響力を持っていたそうです。
北海道教育委員会(道教委)によると、公立の小中学校教諭を中心に2009年は約1万9000人が加入し、組織率は34.2%だったそうです。
現在は分かりませんが、道内の教職員組合の中では最大の組合員数で、管理職を除いた小中学校の教諭では7〜8割が組合員とされ、非常に力が強い組織と評されているとWikipediaには書いていました。
同じ著者の本を2冊図書館で借りましたが、1978年の「ポロ・リムセ」(少数民族問題懇話会)のアンケートのは2冊とも同じものが載っていました。
日高の教職員にアンケートを取ったところ、85%がアイヌ差別があると答えているそうです。
日高の教員の中で、「正しいアイヌ民族の歴史を教えることによって正しい民族観をやしない・・・」という校内研修を行った(1971年合同教研レポート)と書いていました。
しかし、正しいアイヌ民族の歴史と言っても本当に正しい歴史を教えたのか疑問です🤔
北教組も出てきましたし、アンケートは図書館で借りた2冊の本の両方に日高の教職員にアンケート取ったのだけ載ってますし、他の地域や学校はどうだったのか気になりました。
私は次のところで目を疑いましたが、「アイヌの人たちの多い地域で地域集会を行いますが、そこに参加したアイヌ住民は「俺たちは差別なんか受けていないし・・・」と怒りを込めた発言をした」そうです。
そして「〜先生を異動させろ」と住民から教育長へ電話、有力町議が「議会で取り上げる」というまで、こじれたそうです。
本には、「差別にメスを入れようとした教員に差別を受けている人自身が反発し、権力を使って苦境に陥れる。」
「何とか波風のたたないように折り合いを付けてきたアイヌにとって、とんでもないことをしてくれたという思いがあったことも、知っておく必要があるでしょう。」とは書いていますが、読んだときに思ったのが、無理矢理にでも差別を作り出そうとしているのではないかなと思いました。
本には差別や侵攻、侵略という言葉が結構出ていました。
前からすごく違和感があったんですが、前に読んだ本には差別と多様性という言葉が結構書かれていました。
差別と多様性は結構聞くことが多いので、その言葉を聞き過ぎてうんざりしてしまいます。
日本や日本人を貶めたり、日本人が自由に発言するのをなくしたり、分断工作をしたり、そういうのが目的でやっているのかなと思ってしまいます。