前回の続きです。
次は「ねり消し」です。
粘土のように軟らかい消しゴムは、元々美術のデッサンで使う画材として作られたものでしたが、1980年にコーラの香りを付けた娯楽要素の強いタイプを発売したところ、大ヒットしたそうです。
近年はカレーにチーズ、たこ焼きなどの香りがあり、100倍のびるというスーパーねり消しまで登場したみたいです。
最後はサクラクレパスです。
クレヨンとパステルの長所を併せ持った世界初の画材として、1925年に発売されました。
おなじみのパッケージは1969年からだそうです。
目にする機会が少なくなった昔の文具でも、消滅してしまったものは意外と少ないんだそうです。
それぞれ文房具を考えた人や安心、安全をとことん追求し続けている人たちのことを知って、こういうところが日本のすごいところだと思いました。