「靖国神社」の続きです。
次の安倍首相は小泉内閣の官房副長官時代に小泉首相の靖国神社参拝の実現に向けて尽力したことは、そのことに裏面で関わった1人で本人は参拝する決意であったことは間違いありませんが、対中・対韓外交に配慮して延引しているうちに体調を崩し、俄かに退陣したことで参拝するに至らずに終わったことは残念なことでしたと書いていました。
次の福田康夫首相は、いわゆるチャイナスクールの有力なメンバーでしたから、あまり期待はしませんでしたが案の定、首相就任早々に靖国神社には参拝しないと発言し、安倍首相が再開した真榊の奉納も見送り、その次の麻生太郎首相は真榊奉納は実施したものの、参拝には及びませんでした。
東大の教授は小泉内閣の官房長官として首相の終戦記念日当日の靖国参拝を阻止しようと画策し、結局2日の前倒しに成功した張本人と目されていた人物ですから、これはもう本当に論外ですと書いていました。
この人のことは問題の解決と結びつけて考えるどころか、1箇の障礙物としか見ていませんでしたと書いていました。
そして、民主党政権になってからの体たらくはご存知の通りですと書いていました。
鳩山由紀夫・菅直人両首相とも参拝する気は全くない上に、鳩山首相に至っては靖国神社に代替する国立戦没者追悼施設を建設するという構想を公にして、靖国神社を戦没者追悼の中心施設と考える多くの国民から反撥を受けました。
東大の教授は鳩山さんについて、是亦端的に論外という他ない悪質な政治家です。
その悪質なる所以は改めて指摘するまでもない、天下周知の事実ですからあえて触れることを致しませんが、靖国神社問題に限定して一言申しますならば、取るに足りない微々たる鳩山個人よりも民主党という亡国政党の一味が問題解決への障礙の最たるものなのですと書いていました。
菅さんは是亦不適格という点では前任者に劣らぬ悪質な代物で、東日本大震災への対応で露呈したこの人の無能・低劣ぶりには、ジャーナリズムの歴史の上でも一寸考えられないほどの罵詈と呪咀が浴せられました。
閣僚の靖国神社参拝の問題では、まさに中共の代弁者そのものになり果せて、自分から禁止を明言する始末ですと書いていました。
翻訳してみれば同じ名と映るアメリカ合衆国の民主党も、実体を言えば左翼的リベラルの徒の集団である様ですが、我が日本の民主党は実はそれよりも更に質の悪い、私利私欲、党利党略のみにうつつを抜かす利権亡者共の烏合の衆なのです。
靖国神社に対する冒瀆の挙というより他ない、無宗教の国立戦没者追悼施設の建設なども、この党の政権掌握が長引けば、本気で法案化を画策するかもしれません。
実に危ないことですと書いていました。
メディアが論じている、あるいは中国や韓国が参拝に反対する理由としてしつこく挙げていることを、あたかも当時から戦犯の合祀はよろしくないとか、問題だと言われてきたかのように錯覚をしていることに気づいてほしいと書いていました。
長く複雑な経緯をたどってきた靖国神社問題は、常にその時代時代の人々の思いや心情に即して考えることが大切で、決して現在の感情や価値観で裁いてはならない。
これが本来あるべき、まっとうな歴史認識なのですからと書いていました。
この本を読んで、東京に行く機会があるときは靖国神社に参拝したいなと思いました。
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