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靖国神社 2

2021-04-25 09:13:00 | 日記
「靖国神社」の続きです。

靖国神社の現代的意義を考えていくうえで重要なのは靖国神社を敵視し、その存在を否定する人たちの主張とその存在を否定する人たちの主張とその背景を正しく把握することだと書いていました。

靖国訴訟の原告達は、大きく4つのグループに分類できるそうで、1つは韓国人遺族または台湾人遺族。
2つ目はキリスト教徒。
3つ目は、浄土真宗の僧侶または門徒。
4つ目は唯物論イデオロギーを信仰する無神論者です。

大阪の靖国訴訟の特徴は韓国人、それも在日ではなく在韓の韓国人が原告に加わっていることでした。
この裁判では植民地支配も戦争責任も問われてなく、逆に靖国神社や歴史に対する思い込みや誤解が露呈されたそうです。

実際、靖国神社には2万を超える朝鮮籍の英霊が祀られています。
彼らの多くは志願兵であり、徴兵はありません。
日本人として命を捧げられた朝鮮の方々に対し、日本人が感謝の誠と哀悼の意を示し、その勇気を顕彰するのは当然のことであり、それは今、日本人として生きている私たちの義務だと書いていました。

その他にはキリスト教プロテスタント諸派の信者です。
この靖国参拝の裁判以外にも、忠魂碑の問題などでキリスト者の立場から政教分離に関する裁判がいくつも起こされていますが、いつも同じ方々が原告になっていて彼らが真っ先に言うのは、絶対平和主義です。

今、日本人がなすべきことは近代的自我の覚醒のために日本的伝統を否定するのではなく、戦後、日本的伝統を解体してきた近代的自我という西欧のイデオロギーが神話であることに気づき、改めて日本的伝統を見直していく作業だと思います。
靖国訴訟は韓国人遺族の立場やキリスト教、浄土真宗を駆り出していますが、その本質は積極的無神論者の近代的自我崇拝イデオロギーによる宗教否定にあるのではないかと思っていますと書いていました。

靖国神社は戦後、政府と国民の協力を得て、戦没者の英霊合祀を果たしました。
それは官民一体となった国民運動の成果だったそうです。
天皇陛下の御親拝を可能にする政治環境をつくることも政治の責務です。
まずは政府を代表する首相が靖国参拝を続け、英霊に敬意を捧げることが必要だと書いていました。

国の約束といったとき、その国とはなんぞやとなります。
明治憲法下の日本と日本国憲法下の日本は連続しているのか。
これが国体の連続と同一性の問題です。
これを否定してきたのが戦後教育だったそうです。
日本国憲法を美化し、戦前を全否定しました。
戦後の新たな出発を強調するのはいいですが、日本人の精神の中に戦前と戦後を隔てる大きな川をつくったと書いていました。




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