福島の原発、メルトダウン？

東京電力の原子力発電所、福島原発の1号機、3号機に続き2号機も危機的な状況が続いているようです。
それにしても東電の謝罪会見など、私の難聴気味の耳のせいだけではなく、内容が全然わからない。何を伝えたいのか、国民に何をまず伝えなくていけないのか、発表している人もわかっていないような会見ですね。
いったい何が起こっているの？　一番大事なことは知らされていないのではないの？　と、あの会見を見ているといらいらしてかんぐりたくなります。

ラムパパは仕事の関係で、パリやイスタンブール、ロンドンなどに知人がいます。昨夜はあちこちから国際電話が入り、メルトダウンしたらすぐ逃げてくるか？　どうするのか？　パリもイスタンブールも受け入れ可能だから、決まったらすぐ連絡してくれという話です。
フランスは、日本、アメリカと同じ原発大国ですので、原発の事故に関しては関心が高くニュースでの取り上げ方もまずは原発関連がメインという感じで、また環境団体などもいち早く情報を流しているようです。
フランスの一般市民が知っている情報が肝心の日本の関東地方に住んでいる我々に充分伝わっていない歯がゆさを感じます。

パリやイスタンブールに行くなんて、ラムちゃんはどうするの？　車でも酔うことがあるラムが長時間のフライトに耐えられるのでしょうか？　ラムパパが言うには、いざとなったら京都の友人宅に使っていない土地があるから、そこにテントでも張ってもらい避難していようとのこと。京都といっても山奥で寒いんですよね。
その京都の友人も昨夜電話をしてきて、どうするんだ？と。「いざとなったらお前のところに行くからな」とラムパパは伝えていました。

本当にどうなるのでしょう？　心配です。かつて原発が建設され始めた頃に、友人の映画人が原発反対の映画を作っていて、私も原発にはアレルギーがあったのですが、今のこの電気に頼った便利な生活を選択してきた我々です。地震大国の日本にとっては、これは起こるべきことが起こったということなのでしょう。どうかスリーマイル島やチェルノブイリのような大きな悲劇にならないように祈るのみです。