イルミネーション その３

暗いなか無事にバスが停まっている駐車場に戻れ、ホッとしました。でも御殿場名物というくるみアンパンというのを買っていて、集合時間に5分ほど遅れてしまいました。ガイドさんには「時間、過ぎていますよ」と言われてしまうし、車内のツアー客の皆さんの視線は冷たいし、シクシク。食い意地がはっていて、皆さんにご迷惑をかけてすみませんでした。でも買ってきたくるみアンパン、美味しかったです。でも、またまた私はカメラに収めず、胃袋の中に・・・

次は最後の相模湖です。ここは去年から始まったイルミネーションだそうで、あまり話題にもなっていないのでそれほど期待はしていませんでした。帰り道だから寄ってみるくらいのところかなと思っていたら、とてもとても！　それぞれ好みがあるでしょうが、私はここが一番きれいだなと思いました。さがみ湖イルミリオンという名称で、遊園地をそのままイルミネーションで飾り、アトラクションも何台も動いていて、真っ暗な夜空に浮かび上がっています。
さすがにアトラクションには乗りませんでしたが、自分達の車で遊びに来たら、どれかには乗ってみたかったです。





会場は広くてすいていて、ここは今年のイルミネーションの穴場ですね。いくつものテーマ別のゾーンがあり、そこをぐるっと歩いて見て周り、1時間強でしょうか。ちょうどいいコースです。人ごみもありませんし、恋人同士にもぴったり！　私も二人連れに写真を撮ってくださいと頼まれ、はい、はい、おばさんにできることならなんでもやってあげるわよ、とカメラには自信がないけどパチリとなかなかのベストショットを撮ってあげました。可愛いカップルさんでした。



一番奥まったところに、トゥインクルガーデンというコーナーがあり、音楽に合わせて色が次々に変わり、とてもきれいです。







会場の最後のほうには、「光の迷路」というイルミネーションで囲まれた迷路があり、バスの時間は気になりつつも欲張りな私は入りたいと近づいていきました。これで迷路に迷って、またまたバスの集合時間に遅れたら、それこそ皆さんの視線で凍りついてしまいます。出てきたグループに「この迷路は難しい？」と聞くと、それほどでもないとのこと。えいや、と飛び込みました。



きれいだし、楽しいです。知らないヨソのお子さん達と追いかけっこをして遊んでしまいました。孫ですね、この年齢では。

心配した迷路も無事に脱出でき、目一杯満喫したさがみ湖イルミリオンでした。ここは東京からも車ですぐ行けるので、機会があれば家族ともさっと見に行けるなと思いました。

今年は、イルミネーションを何箇所も見る機会があり、なんだかとても充実した12月です。
六本木のミッドタウンもきれいだったし、よみうりランドも思いのほか素敵でした。それにさがみ湖イルミリオンも充実したイルミネーションです。人気のスポットがあちこちにあるのだなと感心していると、ガイドさんとツアーのお客さんの話が耳に入ってきました。

「さがみ湖イルミリオンはすごくいいですね」（お客さん）
「そうですね。去年から始まったので、まだそれほど認知度は高くないのですが、レベル高いですよね」（ガイドさん）
「でも、ここよりもドイツ村のほうがポイント、高いんですよね」（お客さん）
「そうですね。ドイツ村のほうが工夫が細かいからポイントとしては高くなるのでしょうか｝（ガイドさん）

うーん、何事にも詳しい人っているんだなと感心してしまいました。イルミネーションの評価ポイントなんてあるんですね。早速検索してみようっと。
ちなみにガイドさんと会話していたお客さんは、どこから見ても普通のおばさん風でした。でもイルミネーション評論家だったりして？　そうしたら、バスツアーの集合時間に遅れてくる不埒な客として、どこかに書かれてしまうかも。本当に同じツアーの皆さん、ガイドさん、運転手さん、すみませんでした。反省しています。