緑のカーテンとゴルわんこ

愛犬ラム(ゴールデンレトリバー)との日々のあれこれと自然や植物、
本や映画などの勝手な独り言を書き留めています

立ち雛

2025年02月28日 | 
もうすぐ雛祭りですね。3月3日の雛祭りは、年にいくつもある行事の中でも好きなことです。自分のお雛様は、私は団塊世代で、戦後の貧しい時に育ったので、家にかろうじて残っていた長女の姉の雛飾りのいくつかの人形しかありませんでした。お内裏さまはなかったです。寂しい雛祭りでした。
結婚して、娘が生まれたら両親が喜んで内裏雛を買ってくれました。狭いマンション暮らしだったので、段飾りなどはいらないと私から言いました。やっと我が手にしたお雛様でしたが、娘も成長していつのまにか飾らなくなり、ずっと天袋に入れたままになっていました。でも雛祭りの時に何か飾りたいと思い、自分で玄関にも飾れるような立ち雛を買いました。自分で初めて買ったお雛様です。
玄関の靴箱の上にお雛様を飾り、桃の花をいけると春が来たとパーっと明るくなりますね。嬉しかったです。
ところが、私が長く病をえて、家事や片付けなどがあまりできなかった時期に、断捨離を始めていた夫が天袋のお雛様と5月5日の飾り、兜や刀を全部捨ててしまいました。一応、私の了解はとり、私は立ち雛のことを忘れていて、捨てていいと言ってしまいました。大きな内裏雛と兜と刀だけを捨てると思い込んでいました。
私が体調を持ち直して、雛祭りが近づいた時に、あるはずの立ち雛が見つかりません。天袋や押入れを探してもない! 一緒に捨てられてしまったようです。悲しい! 自分が気に入り、けして高価なお雛様ではないけど、好きな立ち雛だったのでがっかりしてしまいました。
今年、年明けからネットオークションで立ち雛が出ると、おいくらかしら、綺麗な状態かしらといろいろ調べるようになりました。私の立ち雛が欲しくなったのです。後期高齢者がお雛様を買う、もちろんお高いお雛様は買えません。なんとか私でも手が出せるお値段の立ち雛が見つかり、ヤフオクで購入しました。家族には内緒です。何を今更と言われそうです。届いた立ち雛は家族の目に触れないように私のデスク影に隠しておきました。時々、出してきて、眺めていました。
2月に入り、やっと夫に見つかりました。なんだ?お雛様、買ったのか?と言われましたが、なんとか認めてもらい、2月半ばに玄関先にデビューしました。春よ来い、早く来いの気持ちで、私の立ち雛を飾ることができました。 嬉しいです。一応、娘がまだ家にいるので雛あられも買ってきて、二人で食べました。
3月3日が終わったら、お雛様はすぐに仕舞うことにしています。立ち雛だから、片付けは簡単です。


我が家に春が来るかな? きっと素敵な春が来ることでしょう。お雛様、よろしくお願いしますね。

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