朝のラムたん

夕べはリビングのソファーにリードで繋いでラムだけで寝かせました。一晩中静かに寝ていて、キュンキュン淋しがることもなく、とてもいい子にしていました。

朝の明るさもましてきた５時半にラムの様子を見に行くとバッチリ起きてます。

リードをはずし「おいで」と呼ぶとついて来ます。寝室に入れ、私の布団に入れてやろうとすると隣で寝ている娘の布団の上に乗っかってしまい、もう動きません。



娘も30キロ近い巨体が布団の上に乗っかったのに目も覚まさずまだぐっすり寝てます。
おかしいです。娘はどんな夢を見ていることでしょう？



巨石に押し潰されそうになる「レイダース」の主人公になっているか、素敵な王子様の助けを求める華奢なお姫様になっているか、はたまた自ら襲い掛かってくる巨石群をヒョイヒョイと避けながら山を登り続ける「バスター・キートン」になっている夢かしら？

きっと自力で巨石群に立ち向かうキートンでしょう。私の娘ですもの。でもね、弱さを出して誰かの助けを喜んで受けることが必要な時もあるんだよ、ラム姉！

頑張り過ぎない、自分の弱さを必要な時には隠さない、そんなことが大事になる年齢になってきているのですが、なかなか弱音を吐かない娘です。

私がまたそのように育ててしまったのでしょうね。４歳下の障害のある弟の姉として、長女として毅然として生きよと伝え続けたのは私です。
そして誰よりも立派に難聴児の姉になった娘です。

でもそろそろ肩の荷を降ろし、あなたはあなたの人生を生きていっていいのだよ、そのことは私としては伝えてあるつもりなのですが、二十数年身についた生き方はなかなか変えられないようです。

しかもさらに手のかかるラムという妹もいるしね。
細い身体にムチうつしかないか！

ラム姉、もう楽に生きていっていいのだよ。でも、遊ぶことに関しては、もう十分楽々と羽根をのばしているよね。なにしろ名前が「遊」だからね！