帰って来たあひる

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二人の7年間「夜遅くに」

2022-03-21 00:43:47 | 物語
夜遅くまで彼女といろんな事を話した。

何故か昔好きだった人の事まで話してしまった。
それは多分そのことがあって自分がこのままではいけないと強く思うきっかけに
なったから話したのだがやはりきまりの悪さは拭いきれず話が途切れて
言いたい事はうまく言えなかった。

晩ご飯まで一緒にする予定ではなかったのだが結局3人で食事することにし

大切な日になり、愉しかるべき
食事の場はまるで葬式かのようだったが
その訳は到底彼女には理解できまいと
今でも思う。

帰り際連絡先を正式に聞いておやすみを言い合って帰路についた



二人の7年間「不手際なデート」

2021-02-21 22:25:26 | 物語
僕とお見合い相手である彼女とで、
とりあえず…というわけでもないけれど
、デートと相成った。

こんな展開になると思わず、
どこに行くか考えてもいなかった。
脳裏が真っ白になったまま、
僕には不釣り合いなセダンのハンドル
を握り県境に車は向かっていく。
なんだか自らの意志では無いみたいだけど間違いなく自分で言ったんだよ。
いや、何年も何年もこの言葉を言いたいくても言えなかったプロポーズの言葉を。
ずっと望んでいたはずなのに。
いざその時が来て助手席に不自然な程静かに納まる彼女はどう考えてるのだろう。
今思えば互いにいくらも話すべき事は
あった。
私が幾ら金を持ってるか、
この車を実際維持する収入があるか、

でも、そんな事はどうでもいいくらい
彼女は幸せだったのだろうか。

幾度かあの店に入ろうかとか言って

少し知っていて、入って見たかった店に入りはしたものの、席がなかった。

昔行ったパン屋さんの二階でイートインになっていて、気になっていたが、
結局パンを買って持って帰るはめになったのだった。

恐ろしい事にその日のうちに両親を
交えて食事をする事になったのだった。