薄の穂

笑える系テキストサイトを目指す笑われる系駄文サイト。いいたい放題やりたい放題の日々を記録していきます。

楢山節考

2007-04-14 10:29:21 | Weblog
楢山節考をみた。
最後、骨多すぎと笑ってしまうが、すごくよかった。
生と死と、ちょっとのユーモア。
じぃさんの葬式を思い出してしまった。

年寄りを大事にできるというのは、究極の贅沢なのではないかと思う。
高齢化高齢化というけれど、多分今がマックスなんじゃないだろうか…
何が何でも長生きしたいと思ってる同世代がそんなに多いとは思えない。

生きる気持ちがなくなれば、人はどんどん衰える。
じいさんの最後はそんな感じだった。

年寄りを大事にしなくちゃいけない、という今では当たり前の考え方は、一体いつできたものなんだろうか…
実はすごく最近なんじゃないかとも思う。
戦後の高度成長期以後かなぁ、やっぱり。

そのとき歴史は動いたをみた。
今回も非常に動いていた。マイナスに。
マイナスに動く歴史を見たのは、この回が初めてかもしれない。

下村治である。
池田首相の下、所得倍増計画をやってのけた人だ。
一億総中流。冷静に考えてみると土台無理な話しだと思う。
それだけなら別にいいんだけどさ、

順調に進んでいたGNPの成長に陰りが見えかけていたとき、
下村は赤字国債の発行を言い出す。
そのときまで、日本は赤字国債なんて発行してなかったんだって!
そのときの日銀のトップは(名前忘れた)
「赤字国債の禁断の果実になりうる」(確かそんな感じ)といって当然反対した。
でも下村は
「政府に勇気があれば発行はできる」(確かそんな感じ)といったのだ。

今じゃ当たり前の国債も昭和40年まではなかったってんだから本当に驚きだ。
最近じゃないか、本当に最近。昭和40年。今41歳の人が生まれたとしだ。
借金時計によると、今現在で767兆2145億7563円。
最悪じゃないか。
バカじゃないのか。

たった41年でどうしてこんなことになってるんだ。

戦争をするために沢山の国債を発行した。
敗戦で折角チャラになったというのに、なんでこんなことになってるんだ。

日清・日露のときに命がけでヨーロッパを駆け回って、国債を買ってもらって戦費を獲得したこととかもしっちょる。それでなしえたことって今冬にすごかったことも知ってる。
だから、借金すること全てが悪いとはいわないけどさ…
だめだよ。

この国は最悪だ!
スクラップアンドスクラップだ!

国債がこれほどになってなければ、年寄りを大事にするって最高の贅沢も全部できたんじゃないかと思う。
下村!!!
お前だ!!!!