許せない報道犯罪
いささか旧聞に属するが、昨年十月二十六日の朝日新聞に掲載されたソウルの中野晃特派員の記事にこうある。
《日韓がともに領有権を主張する竹島(韓国名・独島=トクト)と周辺海域で25日、韓国の陸海空軍と海洋警察による合同訓練が実施された》
いつからか朝日、NHKをはじめほとんどの日本メディアは、竹島に「島根県の竹島」という接頭語をつけるようになった。当たり前の話だ。ところが、この時期から朝日はまた元に戻ってしまった。その意図を受け手は注意深く探り、メディアに接する時のフィルターにしなければならない。その後は、本欄でもたびたびご紹介するような奇妙な記事や許せない報道犯罪と言っていい記事のオンパレードになった。
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アウシュビッツで身代わりとなったコルベ神父・ポーランドと日本との絆とは
悪名高きアウシュビッツ収容所で、博愛の精神と信仰を貫いたポーランド人がいた。マキシミリアノ・コルベ神父。彼は、伝道で日本とも深く結ばれた人である。同囚の元ポーランド孤児が目のあたりにした神父の姿とは。
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2014年2月半ば、中国華東地域の大都会である杭州で、不動産市場に大異変が起きた。18日、市内で分譲が始まった「北海公園」という名の新築マンションが、当初の予定価格の19500元/1平米から大幅に値下げして15800元/1平米で売り出された。今までの不動産好況から考えると、予定価格より3割近くの値下げは前代未聞の出来事であった。
そして翌日の19日、先月から分譲中の「天鴻香謝里」と名付けられた不動産物件は突如、17200元/1平米の販売価格を大幅に「調整」して13800元/1平米で売られることになった。そうすると、値下げの前に物件を購入した顧客たちが猛反発して、物件の販売センターに押し寄せて破壊行為まで行った。
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今年の3月11日で、東日本大震災発生から3年を迎える。過去の経験に照らせば、復興が終了、あるいは目処が立っているはずの時期だが、沿岸域の瓦礫処理は終わったものの、新しいまちづくりへの「つち音」がまだ響いていない。 津波の防災ノウハウを東北から発信し、実践的防災学の確立・普及を目指す津波工学の第一人者が研究成果を地域に還元し、住民の知恵として暮らしに根付かせる活動を紹介する。
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