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透明人間たちのひとりごと

ダ・ヴィンチの罠 紙一重

 聖書においてはアダムの最初の妻であり、
夜の魔女と呼ばれたリリスはギリシャ神話
ではポセイドンの孫にあたる古代リビュア
の女王ラミアであるとのことですが ・・・

 リリスについては、このシリーズでの
初期のページにて取り上げていますので
まずは、そちらを参照してみてください。

 

ダ・ヴィンチの罠 リリス - 透明人間たちのひとりごと

ひょんなことから、某ロックバンドの公式サイトに流れ着いてしまったわけですが、そこで思わぬネタを拾うことになろうとは…「犬も歩けば棒に当たる」の場合の棒がここでは棚...

goo blog

 

 url『ダ・ヴィンチの罠 リリス』

その他の参考記事としては、透明人間2号と
5号の誕生秘話を綴った。 

 url『アダムとイヴのへそ <5>』
 url『アダムとイヴのへそ <6>』
 url『アダムとイヴのへそ <7>』
 url『アダムとイヴのへそ <8>』

 などを参照するのもいいかもしれません。

 さて、

 海神ポセイドンの息子ベーロスは自身の母
であるリビュエーとの間に娘をもうけます。

 この女性がのちにリビュア(現在のリビア)
の女王となるラミアでした。

   
    ギリシャ神話のラミア

 ギリシャ神話に登場する「ラミア」
海の神ポセイドンの孫として生まれた古代
リビュアの女性(女王)で、その美貌を
ゼウスに見初められ、契りを交わした為に
正妻ヘラの怒りを買ってゼウスとの間に
もうけた子供をすべて失ってしまいます。

 しかも、

 ヘラの呪いはそれだけでは終わらずに
子供を失った悲しみから常に逃れられない
ように、眠りさえも奪ってしまうのです。

 彼女を不憫に感じたゼウスは、ラミアが
休めるようにと思い、目を取り外して眠れ
るようにしてあげますが、

 
  『蛇女ラミア』 アンナ・リー・メリット

 子供のいる他の母親たちを羨むあまり、
彼女は他人の子供を食べるようになった
とか、生まれたばかりの子を喰らうという
おぞましい呪いのせいで、上半身が女性
で下半身が蛇という世にも恐ろしい怪物


    夜の魔女リリスと半人半蛇のラミア

 に変身してしまったとも言われています。

 転じて、


  『ラミアと戦士』 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス

 その苦悩のあまりに子どもを喰らう
女怪物と化したラミアは、同時に


       『漁師とセイレーン』

 男を誘惑する淫魔ともされています。

 聖書に登場する魔女として有名なのは、
リリスリリムですが、その起源は
キリスト教の成立期よりも、ずっと以前で、
古代のイスラエル(ヘブライ)から、さらに
古代バビロニアまで遡ることになります。

 彼女らは妊婦や男の子、男の赤ん坊を
狙う悪霊とされていたわけですが、

 古代ギリシアの時代には「ラミア」や
「エンプーサ」と呼ばれ、キリスト教に
おける『聖書』では、それを「ラミア」
と訳したわけです。


     『原罪と楽園追放』 ミケランジェロ

〝禁断の木の実〟をイヴに手渡す者の正体は

     
     『原罪・楽園追放』部分

 下半身は蛇、上半身は女性という異形の姿を
をしていますが、実はこの蛇はアダムの前妻で
ある「リリス」の可能性があるのです。
 「リリス」は蛇と一緒に描かれることが
多く、楽園でのアダムとイヴを誘惑した蛇が
その彼女であるとされたり、何かにつけても
蛇とは不可分な関係にあるようです。

    
    『原罪アダムとイヴ』 部分

 それ故に彼女たち(リリス・リリム)も
また、ラミアと同一視されたのです。

 『旧約聖書』におけるリリスについての
記述は、『イザヤ書』の34章14節に
ひとこと夜の魔女とだけありますが、

 『イザヤ書』は、聖書の三大預言書
(イザヤ書、エレミヤ書、エゼキエル書)の
ひとつで、預言者イザヤが神の言葉を伝えた
とする話です。

 その『イザヤ書』にある問題の箇所とは、


        預言者イザヤとイザヤ書 www.newlifeministries.jp

 「荒野の獣はジャッカルに出会い、山羊
 魔神はその友を呼び、夜の魔女
 そこに休息を求め、休む所を見つける」

 これだけではリリスについて言及した
とは思えませんが、

 夜の魔女=The Night Bird=Lilith

 という図式が一般的で『イザヤ書』が
記されたとされる紀元前6世紀頃と、


      バビロニアの魔よけの皿

 バビロニアの悪魔払いの皿にアラム語の
呪文の文字で囲まれた中央に悪魔の絵が
置かれ、その悪魔として描かれていたの
がリリスであり、その昔に、幼くして子供
が亡くなるのは彼女の仕業であるとされて
いた時期ともピタッと符合するわけです。

 ここで、Wikipediaを一部参照すれば、

 リリス(Lilith)は、本来はメソポタミアに
おける女の夜の妖怪で、「夜の魔女」
とも言われ男児を害すると信じられていた。

 旧約聖書の『イザヤ書』におけるリリス
(ヘブライ語ではリリト Lilit)は、夜の妖怪か
動物の一種だった。 ユダヤ教の宗教文書
タルムードおよびミドラッシュにおいては、
リリスは夜の妖怪である。

 
      前1950年頃の浮彫(レリーフ)

 しばしばアダムの最初の妻とされるが、
この伝説は中世に誕生した。

 聖書におけるリリス ― エドムの荒廃に
ついて書いている『イザヤ書』34章14節
は、旧約聖書のなかで唯一、「リリス」
について言及している箇所である。

 「荒野の獣はジャッカルに出会い、山羊
 の魔神は、その友を呼び、夜の魔女は、
 そこに休息を求め、休む所を見つける」

バーニーの浮彫 / 夜の女王
    British Museum Queen of the Night.jpg
エレシュキガルまたはイシュタルのいずれかの
可能性のある彫刻
              Wikipedia

 「リリス」はバビロン捕囚によって、
ユダヤ人たちに知られるようになった
「女神」であるとする説もあるが、

 

 リリスが 妖怪というよりは「女神」
あるという証拠はない。 

 『イザヤ書』の成立は、BC6世紀頃で
この時期にはむしろバビロニアの妖怪である
リリトゥが言及されている時期と一致する。

 また、リリスはヨタカであるとも、

 七十人訳聖書は適切な訳語がなかったのか
、リリスをオノケンタウロス(onokentauros)
と翻訳している。

 前のほうにある「山羊の魔神」
ダイモン・オノケンタウロス
(daimon onokentauros)と訳されている。

 この節におけるその他の部分については
除外されている。

 教父ヒエロニムスは「リリス」
「ラミア」と翻訳した。

 「ラミア」はホラティウスによる
『詩の技法』(340)にみられる子供を
をさらう鬼女であり、ギリシャ神話では
リビュアの女王でゼウスと結婚した。

 ゼウスの妻である女神ヘーラーは、
ゼウスに無視されるようになってから
ラミアの子供たちを奪った。

 それ以来、ラミアは他の女性の子供を
奪う怪物になってしまった。


     夜の魔女リリスと半人半蛇のラミア

 とあります。(以上 Wikipedia より抜粋)

 さて、 

 リリスラミア翻訳したのは
他ならぬルシファーを堕ちた明星(堕天使)
と解したヒエロニムスだったのです。

 そのヒエロニムスの苦悩する姿を
圧倒する筆致で描いたのも、


 『聖ヒエロニムス』 1480-82年 バチカン美術館蔵

 その絵をまた、未完として残したことも、

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチにとって、

  

 何かいわく言い難い理由(わけ)でも
あったのでしょうか?

      
      (思わせぶるねぇ)

 もちろん、

 そこには当然のことに「罠」の存在
があったのですが、ここでは割愛します。

      

 「リリス」や「ラミア」の持つ魔力は、


     『オデュッセウスとセイレーンたち』 ジョン・ウイリアム・ウォーターハウス 

 その美しい歌声で船乗りたちを惑わした
麗しき怪物としての半身が女性で半身が鳥
、のちに魚となるセイレーン、

 あるいは、

 ライン川の水面に響くローレライの伝説
ともつながるようです。


   ユリシーズ(オデュッセウス)とセイレーンたち』 ハーバード・ジェイムズ・ドレイパー

 それと言うのも、

 アダムの最初の妻であり、のちにはサタン
の妻になったとされるリリスの複数形をその
名前の由来にもち、


 『セイレーン』 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス

 彼女の娘たちとして扱われたリリム
(リリン)が、サキュバス(夢魔)と    
され、のちにセイレーンのかたちを取る
ようになっていくのも、


    『セイレーン』 シャルル・ランデル

 ある意味においては当然の流れであって、

   

   紀元前330年頃のセイレーン像

 数あるバリエーションのなかでも彼女たち
の存在それ自体がモチーフとしての強烈なる
魅力に満ち溢れていたからに他ならないわけ
なのです。

 バカ天才 「紙一重」の違い
ですが、それは 天使悪魔 も同じです。

 しかし、

 リリスエヴァは、「水と油」
以上に違っていました。

 而して、 

 人間の本質に隠されている属性には、

  【男×男】 right アダム型=ゲイ性向
  【男×女】 right エヴァ型=標準性向 
  【女×女】 right リリス型=レズ性向

 の3種類があり、肉体的な性別の他にも
精神的な属性をもっていると、前回の記事
において記しましたが、

ダ・ヴィンチの罠 叛逆者 - 透明人間たちのひとりごと

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この世界に悪が蔓延(はびこ)るのは、闇に落ちたサタンの断末魔の所為だとクリスチャンは言いますが、果たして本当にそうでしょうか?もしも、それが、人間に対する「叩頭...

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 url『ダ・ヴィンチの罠 叛逆者』

 ダ・ヴィンチは、もとより我々がアダム
の子孫であっても、決して、エヴァの子孫
ではないと感じていました。

 そうです

 初めに『神』は天と地を創造された
(創世記1:1)という天地創造から始まる
『創世記』の記述によれば、

 人類の歴史は「エデンの園」から
スタートしますが、

  
 『エデンの園』 出典:ameblo.jp

  そこが人類の苦難の始まりでもありました。


  

 なぜなら、

 それ以前にあった出来事としてのおぞましい
記憶がすっかりと消されてしまっていたのです。


      『アダムとイヴ』 ルーベンス画 

 そうした

  〝おぞましい出来事〟こそが
アダムとエヴァとリリスと「神」である
龍蛇族(異星人)に関する消された記憶
であって、

 
       画像元:takashi1016.com 

 それをダ・ヴィンチは幼少期に洞穴(洞窟)
の中で何者かによって見せられていたのです。

 つまり、

 「神」とは、教えられてきた聖なる者とは
程遠い存在で、むしろ、邪悪で醜い悪魔やサタン
などの使いとして恐れられ忌避されてきた龍蛇
(ドラゴン蛇)こそが「神」とも「天使」
とも呼ぶべき存在であったとは ・・・


        レプタリアン 画像元:shanti-phuia.net


          ドラコニアン 画像元:seesaa.net

 幼き日に洞穴(洞窟)の中で 何者かと出会い、

   
    画像元:takashi1016.com   

 人類創世に纏(まつ)わる秘密を(白日夢)
によって見せられたダ・ヴィンチは、

 確かに、我々人類は『聖書』が述べるが如き、
「被造物」であり、彼ら(ドラゴン蛇)の姿に
似せるべく遺伝子操作や異種間での交配の結果、
造り出された新種の生物であって、


          染色体イメージ karapaia.com

 決して「神」の御業よる奇跡産物
などではなかったことを知るわけです。

 つまり、

『聖書』(創世記)に従えば、アダムと
エヴァは遺伝情報(DNA)が同じですから
我ら人類がアダムとリリスの子孫であったと
しても、決してエヴァの直接の子孫とはなり
得ないのです。

 土の塵からアダムと一緒に造られた最初の
女性=妻であるリリスはアダムと仲睦まじく
暮らしていましたが、

 ある時、

 リリスはアダムに対して対等の立場を要求
して反抗します。

 要は、

 一切の行為(性交渉も含む)に関して対等
の権利を主張し、それが受け入れられずに
出奔(家出)するわけです。

 この時を境に、

 彼女は『神』にとっての「叛逆者]
となったのです。

 たとえば、

 エヴァ型【男×女】が、標準性向となって
人類の大多数を占めているのは、出奔以前の
リリスとアダムによる子孫とエヴァとアダム
による子孫との交接(性交渉)により、次代
を担う別の男と女が生まれていたからであり、
《LGBTーQ》が、如何ともしがたいのは
そのための因果の結果なのです。


    『最後の晩餐』のスーパーインポーズ(反転合成画像) 

 そうした人類創世の秘密とイエス出生の謎
を知るヨハネ(マグダラのマリア)の喉元に
刃物を突き付けるペテロと、フィリポからは
羽交い締めにされ、口をふさがれて喋れなく
されているヨハネの姿が『最後の晩餐』
おけるスーパーインポーズ(反転合成)画像
となって真実を物語っているのです。

 『最後の晩餐』に秘匿されている
こうした「罠」の数々が、壁画の劣化と
ともに消滅する運命にあることを察知した
ダ・ヴィンチは3枚の油彩画に新たな「罠」
を仕込みます。

 そして、それらの絵画を死ぬまで手もとに
置いて時々に筆を加えていたわけですが、


『聖アンナと聖母子』 『モナリザ』 『洗礼者聖ヨハネ』

 それが『モナ・リザ』に代表される
 有名な3枚の油彩画なのです。

 さて、次回からは、再検証の意味を込めて、
『最後の晩餐』に仕組まれた「罠」
始めとする「謎」と、生涯に亘って手放す
ことのなかった3枚の油彩画に込められた
「罠」についての解明に、迫ってみたいと
考えています。


       むむう ・・・

 それにしても、

  いったい何のための「罠」なんじゃ?
    
  「どうにも解せない感じよね・・・」

   プンプン  クンクン      ふむふむ

       
画像元:cinemagene.com & www.pinterest.jp 

 ひょっとして、

 こいつの所為かも知れんなあ!

    「ええっ !!」 

 
     アッ、いや、ユダじゃなくって、
  
   「胡散臭いんじゃよ!」


         『福音書』(ヨハネ)biz.trans-suite.jp 

       「『聖書』の中身が !!」

          
            マジか!


       「イエス・キリスト計画」shiogamagrace.com

                    ・・・ って、おいおい

              
              www.pinterest.jp
        

     … to be continued !!

コメント一覧

小吉
本当の本当の本当を知りたい。

めんどうな作り話は小説だけにしてほしい。
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