いまさら、そう言われてもなあ～ …もう、ゲロゲロ
どうすんの
とか、なぁ～んだ、やっぱりそうか。 期待して損した感じ とか。
一般的な国民の感覚はそんなものなのかもしれませんが、
昨日の沖縄の人々の悲痛な叫びが、嘆きから怒りに変わる
様子はテレビ画面からも十分に伝わってきました。
予想されていたことではあるけれど、暗澹たる思いの国民
も決して少なくはないでしょう。
かく言う私、１号 もいろいろな意味でショックでした。
ひょっとしてと、一縷の望みを抱いていた沖縄県民の落胆
は想像するに難くない以上にもっと、もっと、ず～っと大きな
ものだったのかもしれません。
「全面県外移設断念」 をどう思う
―― クリックリサーチの結果 ――
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言葉は、発信者と他者とその世界、つまり、現実の世界と
仮想の世界を創造と想像の繰り返しのなかでつないでいる
稀有なパーツのひとつです。
発信された言葉は、それが、音声であれ、文字であれ、
何かを想起・想像させ、新たな創造を喚起するのです。
かつて言葉は、音声として知覚され言霊として記憶されて
も泡沫（うたかた）の運命が常でしたが、技術の進歩により
記憶から記録（録音）することが可能となりました。
文字は古くから記録するツールにはこと欠かなかったもの
の、いまだに未来永劫にわたって不滅とは言い難く、相当年
の保存は確保されてはいても劣化消耗は避けられません。
なにゆえ、このように、まわりくどい言い方をするのか
発した言葉はすぐに消えるが文書に残すと抗弁できない。
言い放し、言いたい放題、言ったもの勝ちは成り立つこと
もあるけど、不用意な発言で言質を取られるのは契約書に
サインするのと同じことだから気をつけろ！ とはよく言われ
ることです。
言質を与えるな！ 一般社会における日常生活のなかで
さえ、言葉に関する通念としての処世が説かれているのに、
政治の世界、ましてや一国の総理大臣の発する言葉の重み
をどう考えていたのか
不思議でならないのです。ショックのひとつというよりも、残念でならないのは、４年前
に日米で合意した辺野古沿岸部埋め立ての現行移設計画
を拒み 「最低でも県外」 と公言してはばからず 「県外移設」
に拘（こだわ）った発言を繰り返していたのに、いまになって
日米同盟の重要性と抑止力としての効果を持ち出されても
… … 、
しかも、学べば学ぶほどにそういう思いに至った。 などと
言われてしまっては 「ふざけるな！」 としか言いようがない
ではないですか。
沖縄の県民のみならず、何割かの国民がかすかながらも
抱いていた期待は脆（もろ）くも崩れ落ちてしまったわけです
が、一番のショックは、日米安保と基地の問題をあらためて
見直すことができただろう絶好の機会を失いつつあるという
ことなのです。
ただ、今回 のことで、いままで見向きもされてこなかった
沖縄の基地問題が国民間に認識・浸透してきたことは事実
でしょう。
ある意味、政府の不手際でかえって沖縄県民の怒りに火を
つけるかたちとなった、この機会を捉えて移転先のみに注目
が集まることから一歩前進させて、米軍基地の必要性にまで
議論が及べば鳩山首相にとって逆転の千載一遇のチャンス
、あるいは 「怪我の功名」 となるのかもしれません。
――― 心の無い世界 ―――
誰もが作動している。 その無の世界のなかで …
誰かが誘導している。 その無の世界のなかで …
誰もが恐怖している。 その無の世界のなかで …
誰かに
作られ、動かされ、誘われ、導かれ、恐れ、怖れて慄く！
結局のところ、現在の政治の世界には、心 （信念）など
ないのです。 単なる政治力学のなかで右往左往している
ようにしか見えません。
期限のギリギリになって、ようやくのことに沖縄を訪問した
ことがそのすべてを物語っています。
それでも、これが計算されたパフォーマンスやメッセージ
であったならなどと、ついポジティブに考えてしまいます。
（対象がアメリカだけに横文字の乱発にはご容赦ください）
もう、日本のどこにも移転先などありませんよ！
見たでしょう！ 沖縄県民の心の叫びと怒りを！
沖縄に限らず日本の国土のどこにも基地は不要です。
日本国民の意志は ＮＯ なのです。 そこで、あらためて、
これからの基地問題についてじっくりと話し合いをしましょう。
… というような意味合いでのアメリカ政府に対する婉曲な
メッセージや意図した演出によるパフォーマンスであったなら
ば … と願わずにはいられません。
ところで、
現代のそうした 「心の無い世界」 で飼育される私たちに
とっての幸せとはいったい何でしょう
一般論で言えば、幸福 は 欲望 に 反比例 する。
しかし、欲望が幸せをかたち作ることもあります。
あなたは、一生、欲望の奴隷でありつづけますか
欲望の正体とは、悪魔に魂を売り渡して心を無くしたまま
の状態にあるときに、その隙間を埋めるための精神的及び
物質的な渇望のようにも感じます。
普天間が不転魔となって、まさに悪魔 が転じることなく
そのまま基地として残されるような事態となっては大変です。
それだけは、なんとしても避けなくてはなりません！
つい
軽い気持ちでカッコつけて 「最低でも県外」 なんて
言わなければ、こんな騒ぎは起きな（おきな）わったのに
… うまく オチな（おきな）わったみたいって …、
スベリまくっています
だから、鳩山首相は、伝書鳩 となって人里はなれた
山奥に飛んで 由紀夫！
そこで、携帯電話を使って話せばよかったんだよ！
「最低 でも 圏外」 だから
心の無い世界の住人の誰にも聞かれなかったのに …。
