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愛染隼人の女の詩集  紫陽花の別れ

2025-02-13 14:48:55 | 日記

    紫陽花の別れ

 

紫陽花の花のような 心がわりか

許せない あんなにも

好きだなんて 口説いておいて

これからどうしたらいいの

一人暮らしに 戸惑うばかり

でも責められない あゝ…

 

紫陽花の花のように 花先濡れて

春遅く 花が散る

もう夏近い 終わった恋の

行き場迷う女道(みち)

未練に生きる 哀しいけれど

でも泣いたりしない あゝ…

 

紫陽花の花のように 小雨に濡れて

色変わり 枯れ姿

なんて惨めな 季節の終わり

私の恋に似ている

風に吹かれて 恋散る浮世

でも負けたりしない あゝ…



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愛染隼人の女の詩集   恋挽歌

2025-02-13 12:09:19 | 日記

     恋挽歌

 

港の見える 坂道が好きで

凄く幸せすぎていた

雲の向こうから 

受け身の恋も

一人旅立ちながら

港に面影残す あゝ恋挽歌…

 

風の匂いは あなたの匂い

甘いコロンの匂いがする

好きになれなくて

もう他の人

今も愛だけ泳ぐ

心に未練ある人 あゝ恋挽歌…

 

落ち葉がひらり 冬の空下

波の光が眩しい

ブリッジパーク

子供が燥ぐ

未来夢ある子等

懐かしい風景の あゝ恋挽歌…









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愛染隼人の女の詩集  雨の宿

2025-02-13 08:56:00 | 日記
何も言わず 黙っていた
窓を叩く雨が 哀しくて
俯いて泣いていた
別れは死ぬこと
明日からどうしよう
未練糸引く 雨の宿…
 
季節はずれの 海の音が
耳に響いてきて 増す涙
身勝手な人なのね
心で語るけどた
言葉を失くすだけ
薄紅色の 雨の宿…
 
雪が吹雪いて 風に舞って
女の唸り声 わたしです
裸電球が
この目に痛いけど
真冬の雪景色
ストーブ一つ 雨の宿…
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愛染隼人の女の詩集 小樽運河

2025-02-13 08:55:00 | 日記

陽の光を浴びながら 行く先の
雲は流れて 朝靄の
あなた恋しと
花先き濡れて
川は流れる 小樽運河…

桜の花びら散りて 春終わり
もう樹木緑(あお)き
萌えいずる
風あたたかき
川の流れに
恋忘れ路の 小樽運河…

川は流れる橋の下 映る川面に
あなたが見える
手を招く
姿があれど
それは幻(まぼろし)
先にはゆけぬ 小樽運河…

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