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愛染隼人の女の詩集  空が啼いてる

2025-02-16 15:39:00 | 日記

    空が啼いてる

 

空が啼いてる 星が見えない

雲が風に流されて

雨が降り始め 哀しみ模様

あなたに嫌われ

哀しみ背負い 

生きる場所が 見当たらない

そんな哀しい 女です あゝ


空が啼いてる 匂い哀しい

季節の草花たちが

花びら散らして 枯れはじめてる

恋の終わりには

涙のしずく

この身に溢れ 肩に一粒

ポエムの匂い 星の陰 あゝ


空が啼いてる 明日は来ない

風に吹かれ涙でる

残る寒さだけ この身に染みる

生きる人々が

渦に巻かれて 

消えかかっては ひたすら雨に

流されてゆく 哀しくて あゝ


もう若くない 恋などしない

あなたの他に 私決めました

あゝ あゝ

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愛染隼人の女の詩集  紫陽花の別れ

2025-02-16 14:57:00 | 日記

    紫陽花の別れ

紫陽花の花のような 心がわりか

許せない あんなにも

好きだなんて 口説いておいて

これからどうしたらいいの

一人暮らしに 戸惑うばかり

でも責められない あゝ…

紫陽花の花のように 花先濡れて

春遅く 花が散る

もう夏近い 終わった恋の

行き場迷う女道(みち)

未練に生きる 哀しいけれど

でも泣いたりしない あゝ…

紫陽花の花のように 小雨に濡れて

色変わり 枯れ姿

なんて惨めな 季節の終わり

私の恋に似ている

風に吹かれて 恋散る浮世

でも負けたりしない あゝ…



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愛染隼人の女の詩集   北のともし火

2025-02-16 14:50:00 | 日記

    北のともし火


遠い目をして 何処を見ている

別れ話の途中で

言いづらいことなら

黙ってりゃいいものを

浮気な風に吹かれて

何処へゆくのやら

あゝ北のともし火…


我侭ばかり 言って来たけど

そんな女でごめんなさい

涙が止まらない

冷めたコーヒー飲み干して

足を組みかえる私

でも恨まない

あゝ北のともし火…


別れは辛い この身濡れて

星も瞳も翳ってて

どんよりな空が

濁った吐息が聞こえる

冷たい息して

女が侘しい

あゝ北のともし火…


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愛染隼人の女の詩集   紅いブルース

2025-02-16 14:47:55 | 日記

    紅いブルース


いのちの灯り とまりながら

胸をゆさぶり 吐息を吐いて

あんたに縋るけど

上手くいかない

浮気な人と わかっても

許しても 本気にならない

悩み尽きない 

あゝ 紅いブルース…


しあわせ何か 聞かれてみても

恋に生きると そう答えます

わかってくれるなら

生きかた変わる

明日の夢さえ 迷っても

変わらない 女のこころ

一途な思い

あゝ 紅いブルース…


陰に隠れた ひとりの恋は

汗が出るほど 見苦しいもの

口ずさむブルース

お酒片手に

煙草を吸えば 目に染みる

泣きなみだ 数えてみても

薄い角氷

あゝ 紅いブルース…

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愛染隼人の女の詩集   北国なみだ雨

2025-02-16 09:07:42 | 日記

    北国なみだ雨


積もる雪で 逢いにゆけなくて

部屋の片隅 泣いてます

熱いコーヒー 啜りながら

泣いてます

冬に遮れた恋ほど

思い募る ものはない

あゝ北国なみだ雨…


風が小窓を 揺すって叩く

あなたが戻る はずもない

音が侘しく 私を責める 

なみだです

雪に心流されて

女の春は まだ遠い

あゝ北国なみだ雨…


空が曇って 星が見えない

縋る思いの 影姿(すがた)

流すなみだが 雪に消えて

浮き沈む

早冬が奥深くて

景色が白く 敵(かたき)です

あゝ北国なみだ雨…


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