夏に旅する女
別れだなんて 悲しすぎます
どうにかならないかと
胸に縋って 泣いていた
だけど だけど 駄目だった
心荒くれ 我が身を慰めて
海が見たいと 夜汽車に乗った
あゝ夏に旅する女…
いい訳なんか あゝしないから
私の愛が薄い
それだけのこと だから許して
そうね そうね 悲しくて
岬の海で 死にたいぐらいです
月夜に沈む 愛の花咲く私
あゝ夏に旅する女…
小さい波に カモメが泣いて
親から逸れたかな
私に似てる 泣く恋い我が身
だから だから 遣る瀬無い
黒い空雲 もうすぐなみだ雨
女が泣いて 海原荒れてゆく
あゝ夏に旅する女…
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