映画で読むイギリス小説 2

本日、東海地方と西日本に「梅雨明け」宣言される、

どんよりとした曇り空から、おさらば、とは言え、猛暑も辛いね。

《ジェーン・オースティン原作の映画》
【プライドと偏見】
2005年 英 127分
★ 監督 ジョー・ライト

★ 出演 キーラ・ナイトレイ、マシュー・マクファディン、ドナルド・サザーランド

★18世紀末のイギリスの田舎町。5人姉妹が母と暮らすベネット家の近所に、
資産家ヒングリーが引越して来る。次女エリザベスは、
ヒングリーの親友ダーシーに出会い、その高慢な態度に反感を抱くが…

《ジェーン・オースティンの若き日を描いた伝記》
【秘められた恋】

2007年 英 121分

★ 監督 ジュリアン・ジャロルド

★ 出演 アン・ハサウェイ、ジェームズ・マカヴォイ、マギー・スミス

★この映画は、一生独身を貫いたジェーンが、激しい恋を経験していた、
と発表した伝記作家ジョン・スペンスの原作をベースにしている。

1795年イギリス、オースティン家の次女ジェーンは、
裕福で家柄のいい相手との、結婚を望む両親に迫われ、地元の名家の甥との結婚を、
シブシブ検討。しかし、そんな中ジェーンは、ロンドンで法律を学ぶ知的な
アイルランド人の青年トムと出会う…

はっきり、自己主張する女性こそが、イギリス人の大好きなJ・オースティンであり、
恋する男の将来を思い、身を引く事で生涯彼を愛し続けようとする、
彼女の強い精神力にも、イギリス人のオースティンびいきが表れている。

《ジェーン・オースティンに関するアメリカの映画》

【ジェーン・オースティンの読書会】

2007年 米 105分

★ 監督 ロビン・スウィコード

★ 出演 マリア・ベロ、エミリー・ブラント、キャシー・ベイカー

★J・オースティンの作品に、読書会のメンバー6人の人生を描き込んだ、
ヒューマンドラマ。参加者がオースティンへのアプローチを通して、
心に抱えた問題とも、向き合っていく。
彼女たちの悩みに提示される、シンプルな答えが、観る者の心にしみる。