燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

おひとり様 医師に頼らず意思に頼る 自分の健康を守るのは自分

2012-01-18 12:31:46 | 健康ダイエットを広める理由
昨年は東北大震災があり、若干の減少があると思われる平均寿命ですが、
日本は、2010年度の日本の平均寿命は83歳(世界一)で
女性が86歳(勿論、世界一)、男性80歳(世界2位)と
共に80歳を越す長寿の国です。

男女の寿命差が6歳あるだけでなく、最近は熟年離婚や別居が増え、
また子ども所帯との同居が著しく減って3分の一が単身所帯になっています。
今後はさらに単身所帯は増えて行くでしょう。
自分の事を人任せにする事が出来ない時代になったのです。

医療の発達で誰もが長生きする時代になりました。
時には助け合う事があったとしても、
一人々が自立して生きていかなければ成り立たない時代になったという事です。
病気で苦しみ、人の手助けを常に必要としつつ長い寿命を保つのか
健康で人生を楽しみつつ、惜しまれて人生を終えるのか、
選ぶのは自分です。

体を作るのは食べ物です。
動く為に必要な筋肉を作るのは運動です。
美味しく食べる為には、睡眠不足もストレスがあると食べられません。
ある程度の運動は食事を美味しくします。

健康に必要な事は本当にシンプルなものです。

高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞を防ぐためのダイエット

2011-08-23 06:48:03 | 健康ダイエットを広める理由
以前は、「成人病」と呼ばれていた高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などの病気は、肥満と密接な関係があり、食生活や運動習慣などの生活習慣に大きく影響される事から、肥満児が増えて、子どもでもその病気になるので、今日では「生活習慣病」という言い方をされるようになりました。

生活習慣病は、日々の生活が、健康的なものであれば、かからなくても済む病気です。
自分の健康を過信して、暴飲暴食、運動不足を続けていると、健康診断で発見されるという事になります。
健診で発見されても、症状のない間は油断して大丈夫だろうと自己判断して、そのままにしているうちに突然倒れてしまいます。

しかも一度かかったら完治するのが難しい病気ばかりです。
薬も手放せず、あわてて運動を始めても時すでに遅く、病気で弱った体力での運動は、とても大変で、まさに拷問に等しい。
しかし、病気を悪化させないために一生続けなければなりません
生きるか死ぬかの極限の選択しかないのです。

こうなる前に予防できたと後悔しても後の祭りです。

会社勤めでない方は健診すらしていないかもしれません。
怖い事です。
時々は、血液検査と血圧だけでも測って、ご自分の状態を知ってください。

食糧事が悪かった頃は、社長さんは、痩せているより、太っている方が
豊かな象徴に見えて「恰幅がいい」とか「貫禄がある」とか言われました。

しかし、今日では、外国でも日本でも、管理職ほど太っている人は自己管理能力のない人、だらしない人と見られています

コレステロールや血糖値が高くなってきたのに、太り過ぎだという事を自覚しているのに、何もしないという事は怠慢そのものです。
歳を取ると、誰もが体力や代謝が衰えてきますが、自分を過信せず、生活を少し変える努力だけで健康を保持する事が出来ます

反対に痩せすぎによる弊害も多くあります。痩せていれば良いというのでもありません。

ダイエットは、スタイルを気にする為のものではなく、健康に生きるために必要なものですが適度な体重は外見的にも美しいものです。

なでしこジャパンえらい!!

2011-07-19 15:05:32 | 健康ダイエットを広める理由
なでしこジャパンの活躍は、素晴らしいですね
不遇の時代を経て、創立30年で世界一です。

大津波や地震、節電、放射能汚染、政権の頼りなさ、など不安な時期に光明を灯してくれました。
「ありがとう!、なでしこジャパン」
まさに卑弥呼の時代から、頼るべきは大和なでしこです。

その、なでしこジャパンが強くなったのは、強化費がアップし、専門の管理栄養士もつけられるようになった事も影響しているのではないかと思っています。
マラソンの高橋選手等の強い運動選手は勿論ですが、藤原紀香の友人が管理栄養士として付いている事を皆さんご存知でしょうか。

思い起こせば、テレサ、テン(若い人は知らないかも?)は、年下のフランス人の男性と美しいウエディングドレスを着た結婚式を挙げるために、ダイエットをしました。食事を減らしてもやせず、最終的にはオレンジジュース1杯が1日の食事だったと、週刊誌にありました。
結果、ぜんそくなどの持病が悪化し、亡くなりました。ほぼ餓死だと私は思いました。

美空ひばりも、減量に励んだと聞きます。

間違った減量は体力や免疫力を落とし、持病を悪化させ、他の病気を起こす事もあり、死につながる事も不思議ではないのです。

彼女達が、○○の有名シェフを雇ったという話は聞いた事があります。
美味しい食事を日常的に食べる機会が多かったのも確かです。

でも何故、管理栄養士を雇わなかったのかなと思うのです。

そうしたら、そこまで、苦しい思いをせず、死ぬ事もなかったでしょうに
私は二人のファンでもありましたので、その死は本当に残念でした。


理想は老衰死

2011-07-18 14:20:01 | 健康ダイエットを広める理由
今春、私の理想だったおばあさんが、96歳で急に亡くなりました。

働き者で、5人の子どもの母であり、沢山の孫やひ孫の中心でした。
90過ぎても、病気一つせず、反対に病気がちの70代の娘さんの世話をしました。
まさに老老介護です。
お正月と盆には、おばあさんの所に一族が集まり、おばあさんが手料理をふるまいました。

ある朝、起きて、いつも元気な人が、珍しく胸が痛いと言うので、娘さんが急いで病院に連れて行きましたが、
病院に着いて、すぐに逝きました。心筋梗塞だったのでしょうか。
連絡を受けて、あとから行った家族が間に合わないほど、逝くのが早かったそうです。

前夜の自分の食事の残り物を、きちんとラップして、冷蔵庫に入れてあったそうなので、まさか、翌日に亡くなるなんて、本人も思っていなかったのでしょう。

私は、それほど親しくはなかったのですが、口数は少ないけど、会うと元気をくれる、とても素敵なおばあさんでした。
本当は、枯れ落ちるように、痛みもなく逝く老衰死が理想ですが、仕方ありません。
自宅で急死すると警察の検視等あるそうなので、誰の世話にもならず生きてきた、おばあさんの最後らしい死に方だと思いました。と、同時に病気で苦しむ時間が少なくて良かったと思いました。

家族全員が、その死を惜しみました。
他人の私でさえ、今も惜しいと思うくらいです。

素敵だったのは、遺族が、おばあさんの残したお金を子どもではなく、将来のある孫とひ孫に均等に分けた事です。
5人の子ども達のもつ孫やひ孫の数はまちまちですが、誰も文句を言わず、スムーズに分けられました。
おばあさんは、本当に子育ても上手だったのですね。

介護はされる当人も、する家族も辛いです。

長引くと、疲れから、「早く死んでくれ」と思われたり、介護疲れで心中や親殺しが発生して不幸です。

以前、「欽ちゃん」の番組に出ていた可愛い女性タレントさんが母親の介護に疲れ、父親の墓前で自殺した事がありました。
そんな家族が少しでも減ってほしいと思います。

老衰死した経験がないので、本当に痛みが少ないのか分かりませんが、聞くところによると静かに眠るように亡くなるらしいです。

私も、前述のおばあさんのように惜しまれて死にたいけれど、それほど人柄も良くない私なので、せめて健康で誰にも迷惑をかけないで、ある日老衰で逝きたいです。

管理栄養士になり健康ダイエットを広めたい理由

2011-07-13 19:30:30 | 健康ダイエットを広める理由
私が管理栄養士を志したのは、両親の病気で栄養の重要さを知ったからです。
そして、その介護と死はとても辛いものでした。

脳梗塞で半身不随の母は、好き嫌いが激しく、病院や施設での食事をほとんど残していました。何を食べさせたらよいのか分からず、病状が安定し、特老に入所したのを機に栄養士の学校に入りました。

母は、私の卒業を待たずに、亡くなりました。
同じ頃、知人の娘さんが拒食症で亡くなりました。
娘さんには会った事はなかったのですが、少しふっくらした顔付きだったと聞きます。

拒食症は心の病気でもありますが、やせ願望の若い人についても気になっていました。
私自身も若いころ体重が重いのが気になり、無理なダイエットでやせたもののひどい体調不良で悩んだことがあったからです。

栄養学を学べば学ぶほど、私や世間のダイエット情報が間違っている事や、栄養学もまだまだ進歩途上である事を知りました。

そして食事に対する貧しい栄養知識、サプリメントや漢方薬の怖さをしりました。

「○○さんが良いと言ってたから」「テレビで言ってたから」
その理由だけで、人は安易にサプリメントを購入し、ダイエットを始め、身体に良いと言われる薬を飲みます。

メディアでは玉石混交の情報が錯綜しています。

少しの運動と食事を変えるだけで健康に暮らせるというのに、わざわざ、漢方薬やサプリメントや置き換えダイエットに高価なお金を払い身体を壊していく人々。私の母もまたその一人だったのです。

母の入院中も沢山の人が母と同じ病気で入院してきました。
そして今もたくさんの家族が私と同じ思いをしているのです。

中年を過ぎて大学に編入し、栄養指導をしたいがために栄養教諭、心理カウンセラー、フードコーディネーターなど、栄養指導に必要と思われる勉強をし、一度は病院に就職しましたが、厚労省が定めた保健指導担当導員の講習を受け、実際に指導員として沢山の方の指導に当たりました。


治る病気なら良いけれど、今のところ糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞は一生薬が必要です。
心筋梗塞は発症すれば、一生9種類の薬を死ぬまで飲まなくてはならないそうです
日本の薬は優秀ですが、経済的にもきついです。
食べるものも規制されます。

人間は120歳まで生きられるようにプロミングされています。
今は少子化ですが長寿の世の中です。

人の世話にならず、仕事をしつつ、元気に生きていく事が、子や孫孝行であり、社会の為になります。