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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■ガスコンロ改革~法改正により海外メーカー撤退?

2007-10-18 23:43:01 | ■建築アイテム
2008年10月に施行される「ガス事業法」「液石法」によってガスコンロがかなり厳しく規制されるらしい。
どうも、コンロによる住宅火災が年間五千件も起きている為で、やむを得ない対応だと思うのですが・・・

①:全コンロバーナーに”調理油過熱防止装置”を装着する

②:調理性能を確保する為”早切れ防止装置”を装着する

③:全口に”消し忘れ防止装置”を装着する。グリルも同様


との厳しい決まり。
業界団体では2008年4月1日の生産分から実施するそうだ。
コレにより2~3万円ほどコンロの価格が高くなるという話。
最近好評だった内炎式バーナーも、火を認識しづらい事による隠れた危険性よって生産中止に追い込まれるようだ。

う~む。

せっかくの技術がもったいない。
確かにIHコンロの出現によってイメージが悪かった最近のガスコンロ。
今回の安全装置の徹底によってガスコンロ=危険とかそういう負のイメージはなくなるかもしれない。
柏原原発の一連の放射能漏れ事故で、しばらくの間オール電化住宅のCMを見なくなったものの、やっぱりお客さんの中には、”IH=クリーン=新しい=かっこいい”というイメージがまとわりついているのも確か。
ここで、巻き返しが図れるかはメーカー次第かな。

でも、我々として困った事は、海外ブランドの撤退の噂。
日本だけの特別なルールで、上の①~③を満たさないと販売が出来なくなるのでGAGGENAUやロジェールといった海外製品が今後使えなくなる恐れがあるのです。
さすがに日本向けの特別仕様で商品をつくるとも思えないし、かなり現実味のなる話。

となると、もっと国内メーカーに頑張ってもらわなくては。
自宅のコンロに一時は使おうと思っていたハーマンの+DOコンロは、ステンレスの厚みが薄すぎて、質感があまり宜しくなかったもので...
ハイエンドな商品開発に尽力をつくしてもらいたいもの。

とにもかくも、こういう法規制はあまり嬉しくないわけで。
ただ、コレが起点となってより良い商品作りを目指してくれるとメーカー側に期待したいところである。


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