■一級建築士の名義貸し・・・

我が事務所に「一級建築士の名義貸し」の話が迷い込んできた。
もちろん違法である。
が、昔はよく行われていておいしい副収入だったようだ。

何もしてないでも月々5～10万円くらいの収入。
おいしい話についついのりたくなる・・・

なぜ？こういう名義貸しが行われるか？
それは、「一級建築士事務所」を名乗るのには”専属”の一級建築士を事務所におかなければならないから。

不動産屋や建売業者が信用を得る為、、「一級建築士事務所」を名乗りたい。けど社員にいなしし、雇用するお金がない・・・
そんな時、名義貸しが行われる。

しかし、最近悪質リフォームや建売業者に名義貸しを行っていた設計者に損害賠償が求められる裁判が行われた。
欠陥住宅を買った施主が、一級建築士は何を監理しているんだ！という話。
つまり、監理者責任を問われ、設計者が責任を被う判決が出たのだ。

おお、怖い。
知らないところで、欠陥住宅が増産され、その責任が覆いかぶさってくるなんて・・・

設計業務を行っている皆さん。
おいしい話には気をつけて！