ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

五輪シンボルマーク問題・TPPでどうかわる?ちょっと心配な著作権問題

2015-10-07 10:34:52 | ■グッドデザイン
ノーベル賞受賞!とても喜ばしいニュースが飛び込んできましたね。

特許料を自分を育んでくれた地域に還元する等とても真似の出来ない事ですよね。
関心です。

その一方、悪い?ニュースも。
それはTPP。
ほんと私の理解が足りないだけなのかもしれませんが、なぜか消費者の立場に立って

・関税が引き下げられるのでチーズ、バターが安くなる
・ワインもお米も肉も安くなる
など、TPPのおかげで生活が良くなるような表現がありますが・・・

これって日本が国内の産業や自給率を守る為に設けていたものを”取り除かれる”という事ですよね?
これはTPPに頼らずとも日本が独自に行う事ができるけど、あえてしなかったものを外国の圧力によって変えさせられる事を純粋に喜んでいいのかという疑問があります。

その見返りに日本が得たものがなんなのか見えてこないのですが・・・
一番心配なのは著作権問題。

今までは死後50年だったものが70年に延長され、そろそろ著作権が切れる版権を持っているA国が得するという事のほかに問題なのが著作権の「非親告罪」化です。

わたしもまだ情報収集中で情報が的確ではありませんが、

これにより作者がまぁいいかと見過ごしていたパロディや模倣も検察官(第三者)が問題と思えば告訴できるようになるという事です。

解りやすいのがコスプレ等で漫画等のキャラの真似をしたりしても罪に問える可能性が出てという事です。
おそらく作者はOKだと思ってても、そのキャラクターグッズ等を多く扱う企業が訴えられるということにもつながるのかと。。。。(ちがってたらすみません)
例の五輪のエンブレム問題から派生した”パクリ疑惑も”簡単に訴訟になる可能性があるということだと思います。

これはデザイン業界全体できちんとルールを整理し情報を共有しないと後でとんでもない事になるかもしれませんね。
建築の場合もしかり。

軽井沢の有名な建築家の建てた別荘をほとんどそのまま他の方が建てているという噂を聞いたことがありますが、そこまでど真ん中の模倣でなくとも・・・

著名な建築に感銘を受けて一部のモチーフをアイデアの中にとりれるといったような行為がはたしてこのTPPに抵触するのか?
そんなことないですよね?

この線引きをしっかりとする作業を誰かがしなければとても危険ですよね。


TPPが締結する以上は、メディアの方もこの著作権問題の本質をきちんと報道し、ノウハウを伝授してもらいたいものです。

とにもかくも(著作権を有する)本人不在で告訴の出来る事になった事による問題の可能性と
A国と日本との著作権の違いとTPPによりどこまでA国よりになるのかを知らせてもらいたいものです。

私としては妖怪○ォッチがアニメの中でしょっちゅうしているパロディ表現が気になります(笑)


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