■安全が揺らいだエレベーター～安全性とは？

先日、エレベーターを降車中に人が挟まれる事故がおきた。
まさか？と思うような事故。
コレに類する物で六本木ヒルズの回転ドア事故がある。

安全性を充分に考慮しつつ作られたはずの機械が、製作者の意図を外れた動きをしてしまった為におきてしまった。

動きを機械で全て制御しているので、その機械が予想通りに動かなかった時・・・
また、同じような事故がおきてしまうのではないか？
防ぎようが無いのでは？

---



上の写真は、私がオーストリア旅行に訪れた際に、ウィーン大学で見かけたもの。
エレベーターには扉が無く飛び乗るだけの物。



このように、下からの乗客がそのままの格好で上がってくるのです。
どうもこのカゴがぐるぐると一周しているようなのです。

私も勇気を振り絞ってこのエレベーターに乗ってみたのですが、安全装置みたいなのもの一切見当たらず、よくコレで事故が起きないなぁと不思議に思っていたのです。
（外には急停止ボタンがあった）

でも、よく考えると、危ないから、気をつけて乗るといったところがあります。
過剰に安全武装された今のエレベーターよりよっぽど安全なのではと今になって思うのです。

事故は業界の努力によって減らす事は出来ますが、0にはなかなか出来ないもの。
一度失ってしまった、危険意識はなかなか取り戻せません。

機械化が進む住宅設備。
どんなところに危険が潜んでいるか解りません・・・

---

■akatukiのオーストリア旅行の写真集はこちらから。

■akatukiのHPはこちらからご覧いただけます
海外旅行の写真を多数掲載していますのでよろしければ覗いて下さい・・・