ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■PS暖房~輻射熱ヒーター

2005-10-06 23:30:04 | ■建築アイテム
先日PS暖房のショールームへ行って来た。
PSという会社は北海道、東北では一般的な輻射熱暖房を販売する会社だ。
今回は、その輻射熱暖房の特性を紹介する。

上の写真は、銅製のパイプを使ったパネルヒーターで実に美しい。

輻射熱暖房の仕組みは、金属製のパネルの中に温水(若しくは冷水)を流し、そこから放熱して体を直接温める方法。
太陽の熱が、真空の宇宙空間を通って地表を暖める仕組みだ。

この輻射熱暖房の利点は、
□空気を動かさずに暖房(冷房)出来る事。(精密機械の工場などで利用)
□音が静かな事。(はっきり行って無音)
□暖房しても乾燥しない事。
□壊れにくい。
エアコンに比べたら利点だらけ。

空間のアクセントにもなり、是非使ってみたいアイテムのひとつ。
喘息体質の人には特にお勧めだ。

だが、問題はコストが高いこと。
冷房も出来るユニットだと、住宅だと400万から500万の予算が必要だ。
冷房すると、管が冷たくなり結露する為、それを保温したり配管の手間が大幅にかかってしまうのだ・・・
また、暖房されているか解り辛い為、効果を感じにくい。
立ち上がりが遅いというのも難点だが、基本的に電源はつけたままで温度調節のみで利用する。


そこでお手軽なのがコレ。
タオル用のオイルヒーター。
この製品は、水でなくオイルを利用し、電気の熱で温めるので配管がいらず割安だ。

メタリックなオイルヒーターは珍しい珍しい・・・と、手をかざしてもあまり温かくない。
隣のブルーの物は温かいのに。なぜだろう?

実は、輻射は鏡体では非常におきにくい為、同じ仕組みでも全く効果が違う。
実際ここまで、違いがあるものかと驚いた。


そして、極めつけはコレ。
窓際用の小型パネルヒーター。
建築の世界では、窓際を暖房するのは常識で、よくオフィスで窓際にファンコイルユニットという暖房器具が置かれているのを見ると思う。
同様に結露防止や、寒い空気をすぐ温めて、冷気を感じさせない製品だ。

その他、ワインセラー型のパネルヒーターや「こいのぼり」と呼ばれた吸気用のフィルター(実際、オフィスでは本物の鯉のぼりをダクトに巻きつけ、空気を浄化、拡散させていた。・・・・10月なのに・・・)など、面白いものだらけ。

初めてのショールームは実に楽しい。

■PS暖房のHPはこちらから

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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
もう (aonuma)
2005-10-07 22:38:05
暖房の話ですか。

そういえば本屋にはもう年賀状本が並んでました。

年末の旅行は楽しみだけど、それまでに仕事がおわるかどうか、ちょっと焦り気味です。
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思い起こせば (ちびなべ)
2005-10-08 09:06:22
今思えば中高の暖房が輻射熱だったかなぁ。

当時は知識が皆無だった為、判別不能。

でもどこからか、パチンパチンと配管が鳴る音が

聞こえてきたのが記憶に残ってます。

タオル用オイルヒーター家に欲しい。





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輻射暖房~~ (akatuki)
2005-10-09 09:52:30
いいですよね。

本当は床暖房で冷房までできればいいんですが、足が冷えるし、結露もしてしまうし・・・



>aonumaさん

今度はどちらに行くのでしょう?

まずは、チケット入手してから仕事のことは考えましょう・・・

僕はどうしよう・・・





>ちびなべさん

学校で窓際にあるようなのは、輻射熱だと思います。

学校だと、よく換気をしますよね。

生徒の数が多いので、酸素が欠乏するため、換気を怠らないように気をつけなければならないのです。



だから、空気を汚さない輻射熱がよく使われます。

学校の天井が3mというのも、この換気の問題が基準になっているはずです・・・

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